今回は人気のジンのおすすめを紹介してほしいという要望にお応えしますね。
特に初心者の方から中級レベルの方まで楽しんで選べるような記事にしたので最後までよろしくお願いします!
「このあいだ、ジンのカクテルを飲んだら美味しかった!」
「Barに行ってジンをもっと知りたいと思った…」
「ジンに興味あるけど、何から買っていいいかわからない…」
はい、ジンを飲み始めると必ずぶち当たる壁ですよね。
ジンといっても銘柄からカクテルの名前までいろいろあります。だからといって全部を覚える必要はありません。安心してください。
酒屋の私が考えるジンを楽しむ順番の基本は
- 世界の有名銘柄のジンを飲んでみる
- 有名銘柄のジンを使ったカクテルを飲んでみる
- ジンの一番重要なボタニカルを知る
- 国別のジンの特徴を知る
- こだわりのクラフトジンを理解する
- 自分だけのこだわった飲み方を探す
この順番で世界にあるジンを飲み始めるとジンのことが早く理解でき、より深く楽しむことができると思います。クラフトジンまで行けば、あなたもジンの中級者の実力が備わっているのではないでしょうか。
はい、それではこの順番にそって解説していきますね。最後にこの飲み方を楽しめるためにオススメのジンをピックアップしてみてみましたのでご覧ください。
目次
世界の有名なジンとは?
ジンを飲み始めて間もない方には、まずはジンの有名銘柄を押さえるところから親近感が湧くのではないでしょうか。
ここでいう「有名」とは、世界でよく売れているジン、つまり世界中の人がすぐにわかるジンとご理解してもらえればいいと思います。
ジンメーカー世界販売量ベスト5は以下の通りです。
1.ヒネブラ・サン・ミゲル(フィリピン)
2.ゴードン(イギリス)
3.タンカレー(イギリス)
4.ボンベイ(イギリス)
5.ビーフィーター(イギリス)
1位のヒネブラ・サン・ミゲルは主に東南アジアで売られており、日本での販売はありません。
なので、世界、日本で売れているジンとは何でしょうか?はい、それは大手ビールメーカーや大手商社が輸入しているジンを見ればすぐに理解できます。
ジンのマーケットでいえば、よく売れているジンのメーカーは、日本の有名メーカーや商社に販売権を委託しますよね。なのでサントリー、アサヒ、キリン、サッポロの大手ビールメーカーや大手商社が輸入するジンを押さえる必要があります。
流通経路がしっかりしているので大量に消費されやすいうということです。なので居酒屋やバー、あるいはコンビニに行くと必ず在庫があるジンということになりますね。
・サントリー → ビーフィータジン(イギリス)
・アサヒ → ボルスジュネヴァ(オランダ)
・キリン → ギルビージン(イギリス)
・サッポロ → ボンベイサファイア(イギリス)
・ディアジオ → ゴードン、タンカレー(イギリス)
この6商品の中で、4商品がベスト5まで、残りのギルビーは販売量のベスト10の中にはしっかりとキープされています。ボルスはベストテンには入ってませんがオランダでは一番の人気のジンです。
したがって、初心者の方は、この6商品をしっかりと覚えていただくといいでしょう。外食するときでも家飲みでもコンビニなどで手軽な価格で購入できますので安心してください。
家飲みなどの飲み方については後ほど説明させてもらいます。
有名なジンを使ったカクテルとは?
ゴードン、タンカレー、ボンベイ、ビーフィーター、ギルビー、ボルスが理解できると飲食店では必ずと言っていいほどこの6種類のジンを使ったカクテルがあります。
自分の知っている銘柄のジンを使ってカクテルを作ってもらうとなんとなく親近感がありますよね。
なのでメニューを見ても、すぐにピンとくるカクテルメニューを5つほど紹介しますね。これさえ覚えていればどこの飲食店でも外れはありません。慣れてきたらいろいろ他のカクテルを注文してもらうといいのではないでしょうか。
カクテルの作り方はもちろん、アルコールの強さも明記するので、あなたの外食や家飲みでもあなたのペースで飲めると思います。
ジントニック
ジンの持つ独特な香りにライムの酸味や炭酸の爽快さ、トニックウォーターの甘味・苦味が合わさりさっぱりとしたドライな味わいが特徴です。3つの材料のバランス感が素晴らしく、シンプルですが完成された味わいを楽しめます。
ジントニックの作り方は…
作り方 | 1.グラスに氷を入れる 2.30mlのジンを入れる 3.トニックウォーターを好みの量で入れてライムを添える |
説明 | ジンとトニックは1:3の割合が美味しいです。 トニックウォーターの炭酸の影響で自然と混ざるので、炭酸が抜けないように1〜2回を目安に混ぜましょう。 |
アルコール感 | アルコール度は5度から8度程度。チューハイのようなアルコール感 |
ジンバック
キリッとした口当たりのジンをベースにスパイシーなジンジャエールとさっぱりとしたレモンジュースをブレンドした酸味と甘味のバランスが良いカクテルです。
ジンバックの作り方は…
作り方 | 1.グラスに氷を入れる 2.45mlのジンと30mlのレモンジュースを入れる |
説明 | ジンとジンジャエールは1:4が美味しいです。 フルーツを添えることで柑橘系の風味が引き立てられ、さらにフルーティーなジンバックを楽しめることができます。 |
アルコール感 | アルコール度は5度から8度程度。チューハイのようなアルコール感 |
シンガポールスリング
シンガポールの名門ホテル「ラッフルホテル」で誕生した有名なカクテルです。キリッとした口当たりのジンをベースにスパイシーなジンジャエールとさっぱりとしたレモンジュースをブレンドした酸味と甘味のバランスが良いカクテルです。
シンガポールスリングの作り方は…
作り方 | 1.シェーカーに45mlのジンと20mlのチェリーブランデーを入れてシェークする。 2.グラスに氷を入れ注ぐ。 3.炭酸水を適量入れて軽くステアする。 |
説明 | 自宅で作るのであればミキシンググラスに材料を入れて十分に混ぜて注ぐだけでも美味しく飲めます。 |
アルコール感 | アルコール度は5度から8度程度。チューハイのようなアルコール感 |
ギムレット
こちらもカクテルでは定番です。ジンライムのシェーカー版と理解しましょう。甘さもありますが、アルコール度もそこそこあるので辛口に感じます。
ギムレットの作り方は…
作り方 | 1.シェーカーに45mlのジンとライムジュース15ml、シュガーシロップを5ml、氷を入れてシェークする。 2.グラスに注ぐ |
説明 | 自宅で作るのであればミキシンググラスに材料を入れて十分に混ぜて注ぐだけで美味しく飲めます。 |
アルコール感 | アルコール度は25度程度。アルコールの強い方のみ |
マティーニ
リキュールのベルモットは白ワインに香草を配合して作るフレーバーワインでハーブを感じさせます。「カクテルの王様」と呼ばれるほど別格の存在で長い間、多くの著名人に愛され映画やドラマにも登場してきました。
マティーニの作り方は…
作り方 | 1.45mlのジンと10mlのベルモットを用意する 2.ステアしながらグラスに注ぐ 3.オリーブを添える |
説明 | 自宅で作るのであればミキシンググラスに材料を入れて十分に混ぜて注ぐだけで、オリーブを省いても美味しく飲めます。 |
アルコール感 | アルコール度は35度程度。アルコールの強い方のみ |
まずは、このジンのカクテルの定番から飲み始めていきましょう。もっと他のカクテルに興味ある方はこちらのページもご覧ください。
ボタニカルとは?
ボタニカルとは、ジンの原料に用いられる香草類の総称になります。ジンを造るときには、この香草類を各メーカーが特長をだすために選別し、個性ある味わいを目指します。
ジンの香りや飲んだ時の味わいはまさにボタニカルによって生み出されています。なので、よく使われるボタニカルの12種類を紹介しますね。ボタニカルについてはクラフトジンのところでも少し触れますが、まずはジンによく使われるボタニカル12種類をおさえていきましょう!
ボタニカル一覧 | 説明 |
ジュニパーベリー | セイヨウネズ(西洋杜松)というヒノキ科の針葉樹で北半球の寒い地域に生育します。青っぽいジンの主要な香りです。 |
カルダモンシード | カルダモンはショウガ科の植物から作られる香辛料です。インド大陸が主な原産になります。柑橘系の香り。 |
リコリス | リコリスはスペインカンゾウ(スペイン甘草)からとれる香辛料です。植物でいえばマメ科。ナッツ系の香り。 |
アニスシード | アニスはセリ科の植物で地中海東部の国で生産されています。ハーブのような少し甘い香り。 |
フェンネル | ウイキョウはセリ科の植物で英語名がファンネルになります。こちらもアニス同様地中海を中心に生育する。カレー屋さんの香り。 |
シナモン | シナモンはニッケイ属の樹木の皮からできる香辛料なります。定番の生八つ橋の香り。 |
アンジェリカ | アンジェリカはセイヨウトウキ(西洋当帰)のセリ科の植物です。ハーブの香り。 |
コリアンダー | コリアンダーは、セリ科の植物です。タイではパクチー、中国ではシャンツァイ(香菜)、日本ではコエンドロで呼ばれています。パクチーの香り。 |
オリスルート | オリスは、アヤメ科の植物でヨーロッパが原産地になります。ギリシャ・ローマ時代から香水に利用されています。少し甘く水っぽさを感じる香り。 |
キャラウエイ | キャラウエイはヒメウイキョウのセリ科の植物になります。ヨーロッパが原産地になります。甘くスパイシーのような複雑で芳醇な香り。 |
オレンジピール | オレンジは、柑橘類のミカン科になります。酸味を感じるオレンジの香り。 |
レモンピール | レモンはミカン科の木になります。レモンの爽やかさ、苦みを感じる香り。 |
この12種類のボタニカル以外にもたくさんの香草がありますが、まずはこのあたりの香草を覚えていきましょう。そうするとジンの香りが楽しく感じられます。詳しくボタニカルのことを知りたい方はこちらのページもご覧ください。
国別のジンの特徴は?
ジンの登竜門であるメジャークラスのジンを理解していただけたと思います。
次のステップとしては、世界のジンに注目していきます。商品知識の幅を広げていこうという話です。
国別でジンを輸出する主な国と言えば…
1.イギリス
2.ドイツ
3.オランダ
4.スペイン
5.フランス
6.イタリア
7.アメリカ
8.ベルギー
9.日本
10.オーストラリア
この10の国のジンを頭に入れながら自分好みのジンを選んでいくと楽しいのではないでしょうか。その国ならではのジン、あるいはこれから説明する各国のクラフトジンがあります。
イギリスのジンの特徴
ジン大国といわれるイギリスは世界的に有名なロンドンドライジンが生まれた国です。その最大の生産国でさるイギリスには、
- ドライン・ジン
- オールドトム・ジン
- プリマス・ジン
- コンパウンド・ジン
といった製法の違いのジンがあるのが特徴です。ドライ・ジンで有名なイギリスですが地方によって特色あるジンがあったりします。
イギリスのジンに使用される最もポピュラーなボタニカルは、ジュニパーベリーです。ジュニパーベリーは、イギリスのジンに強い香りや爽やかな風味を与えます。また、レモンやオレンジなどのシトラスフルーツがよく使用されます。
イギリスのジンを詳しくご覧になりたい方はこちらのページもご覧ください。
ドイツのジンの特徴
ドイツのジンは西ドイツで生まれたシュタインヘーガーが有名です。ドイツのジンは少し甘味があるのが特徴です。
ドイツのジンは、多くのハーブを使用して作られます。例えば、カモミール、フェンネル、ジュニパーベリー、コリアンダーなどがよく使用されます。香辛料では、シナモン、ナツメグ、カルダモンなどがよく使用されます。これらの香辛料は、ジンにスパイシーな風味を与えます。
こちらのページにドイツ特集の記事を掲載しときますのでご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
オランダのジンの特徴
オランダはジンの発祥の国といわれています。オランダのジンも香りが豊かで昔ながらの製法を頑固に引き継いでいます。オランダのジンは「ジュネヴァ」といい薬用酒として発祥したんですね。
オランダのジンは、複数の蒸留物をブレンドして作られることが一般的です。これにより、より複雑な味わいや香りが実現されます。
オランダのジンにご興味ある方はこちらのページをご覧ください。
スペインのジンの特徴
スペインのジンは土地柄、地中海沿岸の植物やハーブを使って作られます。例えば、ローズマリーや、バジル、オリーブなどがよく使用されます。
そのためボタニカルを原材料とするので伝統的なイギリスのジンと比べて、よりフルーティーで軽やかな味わいが特徴的です。
蒸留は、通常、ヴァポリバッグ(蒸留袋)と呼ばれる専用の袋を使用して蒸留されます。これにより、より柔らかくフルーティーな味わいを実現することができます。
スペインでは、ジン・トニックが非常に人気があります。スペインのバーでは、通常、ジンとトニックウォーターを均等な割合で混ぜ、さまざまなフルーツやハーブを加えたバリエーションを提供しています。
フランスのジンの特徴
フランスのジンは、ジュニパーベリーを中心にしたボタニカルに加え、フレッシュなフルーツや花の香りが特徴的です。特に、オレンジの皮、レモングラス、ラベンダーなどがよく使用されます。
他の国のジンと比べて滑らかで柔らかい味わいが特徴的です。これは、フランスのジンが蒸留時に柔らかい水を使用し、蒸留器によって丁寧に蒸留されるためです。
フランスでは、ジンをベースにしたリキュールも生産されています。例えば、イヴ・サン=ローランが命名した「スフレ・ド・ジン(Souffle de Gin)」や、「ジン・ド・フィーブル(Gin de Fèves)」などがあります。
イタリアのジンの特徴
イタリアのジンは、通常、ジュニパーベリーに加え、多種多様なボタニカルが使用されます。例えば、オレンジやグレープフルーツの皮、ローズマリー、トマト、ベイリーフ、バジルなどです。
味わいは、強いアロマティックな味わいが特徴的です。これは、豊富なボタニカルの使用によって引き出されるもので、ジュニパーベリーの味わいとバランスがとられています。
イタリアのジンの蒸留方法は、伝統的なカッパーポットスティルではなく、多くはステンレススチールの蒸留器で蒸留されます。これによって、ボタニカルの風味がより引き出され、アロマティックな味わいが強くなります。
イタリアでも、ジンをベースにしたリキュールが生産されています。例えば、有名な「グラン・マルニエ(Grand Marnier)」は、コニャックとオレンジの皮を加えたジンをベースにしています。
アメリカのジンの特徴
アメリカのジンは、一般的にヨーロッパのジンと比較して、ジュニパーベリーの味わいがマイルドで、よりドライな味わいが特徴的です。
ジュニパーベリー以外にも、多数のボタニカルが使用されます。例えば、コリアンダーシード、シナモン、ナツメグ、オレンジピールなどです。
アメリカのジンの多くは、ポットスチルと呼ばれる蒸留器で作られます。これにより、ジュニパーベリーや他のボタニカルの風味がより引き出され、豊かな味わいが得られます。
地域ごとでクラフトジンの生産も多く、オレゴン州の「アヴィエーション・ジン(Aviation Gin)」は、ラベンダーやジンジャーなどのボタニカルが使用され、軽快な風味が特徴的で人気です。
ベルギーのジンの特徴
ベルギーのジンの特徴はボタニカルの1つに、ホップがあります。ベルギーは、ビールの生産で有名な国であり、ホップも広く栽培されています。そのため、ホップをジンの製造に使用することは、ベルギー独特のアプローチになります。
ベルギーのジンには、多種の香辛料が使用されています。シナモン、クローブ、カルダモン、コリアンダー、キャラウェイ、フェンネルなどです。これらのボタニカルが加わることで、他の国のジンとは異なる、スパイシーで複雑な味わいが生まれます。
日本のジンの特徴
日本のジンは、和のボタニカルを使用することが特徴的です。例えば、サクラの花や葉、和柑橘、山椒、生姜、茶などが使われます。これらのボタニカルは、他の国のジンにはあまり見られないもので、日本独自の個性を表現しています。
日本のジンは、独自の製法を採用することで、他の国のジンとは異なる味わいを生み出しています。例えば、蒸留器の形状や、蒸留の方法、熟成の期間などに日本独自の工夫が見られます。
また、日本では複数の蒸留を行うことが多い傾向があります。これにより、より純粋なアルコールが得られ、ジンの風味もより複雑になります。
日本のクラフトジンについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
オーストラリアのジンの特徴
オーストラリアのジンは、大自然の中から採取されたユーカリやレモンマートル、クワンバット、リリパリなどのボタニカルを使用することが特徴です。また海や砂漠などの要素を取り入れることがあります。例えば、海藻や海水が使われます。
オーストラリアでは、クラフトジンの生産に力を入れています。多くの小規模なジンメーカーが存在し、それぞれ独自の個性的なジンを製造しています。
このような特色ある10国からのジンに注目することをおすすめします。この中で好きな銘柄がより増えていくと思います。またこの国の中でクラフトジンの蒸留所がどんどん設立されて個性あるジンが増えています。
こだわりのクラフトジンとは?
(画像は本坊酒造マルス津貫蒸留所)
はい、それでは先ほど紹介した国の中で人気急騰中のクラフトジンの話に移っていきましょう。
ウイスキーの国と言えばイギリスですが、そのイギリスではジンの市場がウイスキー市場を2018年に上回って快進撃を続けていることをご存じでしょうか?
その人気の起点になったのがクラフトジンの蒸留所でシップスミス蒸留所が理由の一つと挙げられます。
クラフトジンの定義はありませんが、クラフトとは職人という意味です。小規模で職人が作る蒸留所と考えてもらっていいでしょう。日本でいう地酒の酒蔵に近いような感じですね。
ということは、職人が手間暇かけて、地方にしかないこだわりのボタニカルで丹精に造るジンと考えてください。少し高級になりますが、その土地でしか取れないあるいは厳選した素材の風味がするジンて面白いですよね。
日本だけの素材といえば、柚子や日本茶、さくらなど色々な素材を利用したクラフトジンがたくさん出てきています。
そのあたりのクラフトジンメーカーも意識しながら、世界中のジンを選択できる楽しみとボタニカルの風味を存分に楽しめるとジンの中級者になっていくこと間違いなしですね。
自分流のこだわりの飲み方を見つける
世界にたくさんあるジンの中であなたが選んだジンがいくつかピックアップされたとします。次は飲み方をお伝えしていきますね。
ここでは、わたし流の飲み方を少しお話しましょう。ジンの飲み方には大きく分けて2つあります。ひとつはジンをリキュールやジュースなどを使ったカクテルとした飲み方があります。もうひとつは、ジンの風味をできるだけ味わえるよう氷や炭酸系で楽しむ飲み方があります。
私のこだわりの飲み方の選ぶポイントは2つありまして、ひとつはジンのボタニカルの風味を楽しむ飲み方をです。もうひとつは料理と飲み飽きしない飲み方です。つまりカクテルよりは風味系を味わう飲み方が私流のこだわりの飲み方です。
それでは私流の飲み方と作り方の3つをみなさんにご紹介します。
1.ハーフロック
2.炭酸割り
3.トニックウォーター割り
トニック割りとなるとジントニックなんでカクテルでは?と思われる方もいると思います。本来なら炭酸割りなんですが、どうしても辛口よりも少し甘味を感じたい方もいると思いますので、最後にジントニック割りを入れることにしました。
ハーフロックの作り方
お酒好きな方や食後にはロックなんでしょうが、ロックよりも少しアルコール度を下げて飲みたいのでハーフロックにしました。料理と一緒に飲みたいのであえて度数を下げます。
作り方 | 1.グラスに氷を入れる 2.ジン60mlと同量のミネラル水をグラスに注ぐ 3.マドラーで5回程度混ぜる |
説明 | 好みでレモンやライムのスライスを入れてもらうのもいいと思います。 |
アルコール感 | アルコール度は20~30度程度。アルコールの強い方向け |
炭酸割りの作り方
私が一番自宅で作るのが炭酸割りです。ジンのハイボールです。ジンの香りと少しの苦味が好きで料理とも相性がよく何杯でもいけますね。
作り方 | 1.グラスに氷を入れる 2.ジン45mlをグラスに注ぐ 3.炭酸を適量注いで軽くステアする |
説明 | 好みでレモンやライムのスライスを入れてもらうのもいいと思います。 |
アルコール感 | アルコール度は6~10度程度。アルコール度は普通 |
トニックウォーター割りの作り方
ジンが辛く感じる人、チューハイ好きな方にはこちらをおすすめします。こちらもジンの香りと適度の甘さが食欲を注ぎ料理とも相性がよく何杯でもいけますね。
作り方 | 1.グラスに氷を入れる 2.ジン45mlをグラスに注ぐ 3.トニックウォーターを適量注いで軽くステアする |
説明 | 好みでレモンやライムのスライスを入れてもらうのもいいと思います。 |
アルコール感 | アルコール度は6~10度程度。アルコール度は普通 |
トニックウォーターの種類も増えていますので、自分好みのトニックウォーターを探すのも楽しみの一つになりますね。結構トニックウォーターでも風味の違いがあって面白いですよ。
おすすめのジン37選!国別の選び方
それでは、私たちが自信をもっておすすめするジン30選です!!国別で楽しく選びやすいようイギリス、ドイツ、オランダ、スペイン、フランス、イタリア、アメリカ、ベルギー、日本、オーストラリアに分けて紹介していきますね。
サントリー ビーフィーター ジン47度(ドライ・ジン)
ビーフィーターはイギリスジンの中でも今でもロンドン市内で蒸留されているジンです。厳選されたボタニカルは、ジュニパーベリーをはじめとする9種類。
なかでもレモンピール・セビルオレンジピールがキーになっています。柑橘のさわやかな香りとキリリとした飲み心地が特長です。軽い口当たりは、夏場や気分をスッキリさせたいときにもおすすめです。初心者の方は40度がおすすめです。
生産国 | イギリス | 種類 | ドライ・ジン |
原料 | ジュニパーベリー、レモンピール、セビルオレンジピール、アーモンド、オリスルート、コリアンダーシード、アンジェリカルート、リコリス | 甘辛度 | 辛口 |
香り | やや華やか | 味わい | やや淡麗 |
1,598円
タンカレー ロンドン ドライ ジン 47.3度
「タンカレー」は、1830年のロンドンのブルームズバリーに創業したのが始まりです。タンカレーの蒸留の回数はなんと4回。クリアでキレのある味わいと、洗練された香りが特長です。
ボタニカルの香りが人気で一度飲むとクセになるジンです。タンカレーは世界中で愛されているジンの最もスタンダードなブランド。スッキリさわやかにいただきたいときにおすすめです。
生産国 | イギリス | 種類 | ドライ・ジン |
原料 | ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカルート、リコリス | 甘辛度 | 辛口 |
香り | やや華やか | 味わい | やや淡麗 |
1,854円
タンカレー ナンバーテン 47.3度
「タンカレー」シリーズのスーパープレミアムジンに位置付けられています。厳選されたボタニカルと生のフルーツが醸し出すエレガントで繊細な味わいが特長。
タンカレーナンバーテンは、2000年から3年連続でサンフランシスコ世界スピリッツ大会において、 ベストスピリッツに選ばれ殿堂入りしました。
生産国 | イギリス | 種類 | ドライ・ジン |
原料 | ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカルート、リコリス | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
4,507円
ゴードン ロンドン ドライジン 37.5度
「ゴードン」の始まりは1769年、アレクサンダー・ゴードンがロンドンのクラーケンウェル地区に蒸留所を構えたところからです。
ゴードンはジンにふさわしい高品質のジュニパーベリーをふんだんに使用する製法を生み出しました。バランスのとれた豊かな香りとスッキリとした味わいが特長です。ジントニックの生みの親とは、どのような味わいなのでしょうか。トニックウォーターを使った甘味を感じるジントニックは、初心者にもおすすめです。
生産国 | イギリス | 種類 | ドライ・ジン |
原料 | ジュニパーベリー等 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | やや華やか | 味わい | やや淡麗 |
1,616円
ボンベイ・サファイア
「ボンベイ・サファイア」はイングランド地方で造られているジン。その特長は、なんといっても個性ある香りと深い味わいです。ボンベイ・サファイアに使われるボタニカルは10種類。
ジュニパーベリーはもちろん、世界中から厳選されたものだけを使います。10種類のボタニカルを特別の製法で香味を印象付けします。この製法を用いることで、ボタニカルの香り高いところだけを良いとこ取りできるのです。
生産国 | イギリス | 種類 | ドライ・ジン |
原料 | ジュニパーベリー等10種類 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | やや華やか | 味わい | やや淡麗 |
2,177円
ギルビージン
160年以上の歴史あるW&Aギルビー社が生み出した、歴史と国境を越えて親しまれている逸品。
ジュニパーベリーやアンジェリカルートといった12種類ものボタニカル(香味植物)によって香りづけした、柑橘系の芳香と清涼感あるスムースな味わいが特徴。優しい風味で様々なカクテルのベースとしても最適。
生産国 | イギリス | 種類 | ドライ・ジン |
原料 | ジュニパーベリー、アンジェリカルート等12種類 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | やや華やか | 味わい | やや淡麗 |
1,234円
シップスミス ロンドンドライジン
本文に紹介したイギリスのクラフト・ジンのパイオニアです。ロンドン市内の蒸留所で造られているクラフト・ジンです。
シップスミスでは、18世紀ごろから伝統的な製法でオリジナルのドライ・ジンを作り出しています。ボタニカルの香りはフレッシュな柑橘系を感じられスパイシーさと酸味を感じる複雑な味わいが特長です。
生産国 | イギリス | 種類 | クラフト系ドライ・ジン |
原料 | ジュニパーベリー等10種類 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | やや華やか | 味わい | やや芳醇 |
4,279円
No.3 ロンドンドライ・ジン
ロンドン最古のワイン商が造るプレミアム・ロンドンドライジン」です。ブランド名のNo.3はBB&R社のオフィスの住所であるNo.3 St James’s Street, London(セント・ジェームス・ストリート3番地)にちなんだものです。その品質とユニークさが評価され2018年4月から日本航空のファーストクラス用のジンとして採用されています。
商品コンセプトは、「ジュニパーを正面に据えてロンドンドライジンの本質を表現する」 そして「クラッシックドライマティーニに最もあうジンであること」でした。
生産国 | イギリス | 種類 | プレミアムドライ・ジン |
原料 | ジュニパーベリー等6種類 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | やや華やか | 味わい | やや芳醇 |
4,296円
イギリスのジンをもっといろいろ知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
>ジンの王様!イギリスのジンおすすめ9選とその魅力をご紹介
シュリヒテ シュタインヘーガー
1863年に創業したシュリヒテ社の自信作です。それもそのはず、1776年に完成した伝統的なシュタインヘーガーのレシピを忠実に守って製造されています。
シュリヒテ シュタインヘーガーは、甘すぎず辛すぎない絶妙な味わいが魅力です。香りは甘くクリームやチョコレートのようとも例えられています。どんな風味がするのか楽しみですね。これは自分の口で確かめてみる価値ありです!
生産国 | ドイツ | 種類 | シュタインヘーガー |
原料 | ジュニパーベリー、ハーブ、スパイス等 | 甘辛度 | やや甘口 |
香り | やや華やか | 味わい | やや淡麗 |
2,238円
フェルディナンズ オードヴィースタイルジン ジャパン・スペシャルエディション
地の利を生かした地元の有名ワイナリーとの競演によるドイツ産のクラフトジン。従来にない高級白ぶどうの高貴な甘みを生かした味わいは、2013年発売以来瞬く間に欧州を席巻中。そのフェルディアンズジンの更なる可能性を追求した日本限定完全オリジナル商品。構想約2年。
生産者、ブランドアンバサダーの北條夫妻(カクテルバー ネマニャ)、輸入元の弊社とで度重なる協議を経てようやく完成! 定番のドライジンとは全く異なる魅力的な構成で仕上げたました。瓶詰本数1800本。2度と飲めない1回仕込みの限定品です。
生産国 | ドイツ | 種類 | クラフトジン |
原料 | ジュニパーベリー等、15種のハーブ類 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
5,999円
ドライバーグ レッドベリー ジン
ドイツのプレミアムクラフトジンの筆頭、「フェルディナンズ」ブランドと同じアバディス蒸留所で生産されている全く新しいタイプのフルーティなプレミアムクラフトジン。ラズベリーとザクロがキーボタニカルで鮮やかな赤い果実感が最大の特徴。後味はアップルミント由来の爽やかな余韻。ボタニカルは全10種類で、ドライジンの伝統的ボタニカルとの見事に融合が楽しめます。
ブランド名の「ドライバーグ」は、ファルツ地方の山々が連なる一帯の名前。中央の山が左右の山より高いという意味合いもある事から、このブランドが他より抜きん出て高くなるように期待を込めて命名。
生産国 | ドイツ | 種類 | クラフトジン |
原料 | ラズベリー、ザクロ等10種類 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
4,235円
ドイツのジンをもっといろいろ知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
>ドイツのジンおすすめ6選と「シュタインヘーガー」の魅力をご紹介の魅力をご紹介
ボルス ジュネヴァ
ジュネヴァは、ジンの起源として知られるオランダ生まれのスピリッツです。穀物を蒸溜したモルトワインを主成分とし、ジュニパーベリー蒸溜液を含んでいな ければなりません。また製造できるのは、オランダとその周辺地域のみ。
2008年にはシャンパーニュやコニャックと同様に、EUからAOC(Appellationd’ Origine Controlee /原産地呼称制度)認定を受けました。その成り立ちからドライジンに似たスリピッツと勘違いされがちですが、味わい的にはウオッカとウイスキーの両方の性質をあわせもつユニークなスピリッツです。
生産国 | オランダ | 種類 | ジュネヴァジン |
原料 | ジュニパーベリー、アンジェリカ、ジンジャー、コリアンダー等 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
4,095円
ボルス エイジドジュネヴァ
「ボルス バレル エイジド ジュネヴァ」は、その名の通り、「ボルスジュネヴァ」をオーク樽で18ヶ月以上熟成させたものです。
ボルス秘伝のレシピを管理するマスターディスティラーのピート氏が選んだのは、フランス・リムーザン地方の若木を使ったオーク樽。この樽での熟成により、オークのほの甘い風味にあふれた、黄金色のジュネヴァが完成しました。正真正銘メイド・イン・アムステルダムの限定生産ジュネヴァです。
生産国 | オランダ | 種類 | ジュネヴァジン |
原料 | ジュニパーベリー、アンジェリカ、ジンジャー、コリアンダー等 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
6,078円
ボビーズ ジェネバ
「ボビーズ ジェネバ」は、オランダのハーマンヤンセン社で製造されているクラフトジン。オランダのスキーダムという街で製造されています。ボビーズは、インドネシアのスパイスとオランダの伝統的なボタニカルをブレンドしているのが特長です。
東洋のレモングラス、ジンジャー、カルダモン、キュベブペッパーといったスパイスと、西洋のジュニパーベリーのミックスが、ボビーズの独特な風味を生んでいるのだとか。
ワールドスピリッツアワード2018」で金賞受賞のオランダ産のジン
生産国 | オランダ | 種類 | ジュネヴァジン |
原料 | ジュニパーベリー、レモングラス、ジンジャー、カルダモン、キュベブペッパー | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
4,479円
オランダのジンをもっといろいろ知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
>オランダのジンのおすすめ5選!”ジュネヴァ”の魅力や選び方
ノルデス・アトランティック・ガリシアン・ジン
フローラルな香りが広がるスペイン最北西部のガリシア州で作られるプレミアムジン。ジュニパーやセージ等15種全てのボタニカルはスペインガリシア州で採れたものを使用。
フローラルの香りが非常に強い個性的なジンですが、1度ハマると抜け出せなくなる人も多数。味わいはハーブのニュアンスと花のフレーバーのスムースな飲み口で、食後酒としていただくのがお勧めです。
生産国 | スペイン | 種類 | プレミアムジン |
原料 | ジュニパーベリー、セージ等15種類 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
4,946円
ジンベリーズ ロンドン・ドライ・ジン
スペイントップクラスのメーカー「BEVELAND」社の技術の結晶のジンです。伝統的な製法にしたがって造られたジンベリーズは、ドライな切れ味が特長。
芳醇なジュニパー香りに加え、コリアンダー、ホップ、ジンジャー、アンジェリカなどのハーブの香りが心地よい。爽やかで漬け込んだジュニパーやスパイスを思わせる。刺激のある強いアルコールを感じます。
生産国 | スペイン | 種類 | ドライ・ジン |
原料 | ジュニパーベリー、コリアンダー、ホップ、ジンジャー、アンジェリカ等8種類以上 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
4,946円
バルセロナ ジンロウ
美食のエキスパートの才能を融合し、生み出された、バルセロナ発、プレミアムなガストロノミックジンです。真空低温蒸留器を用い、生の状態のボタニカルを溶け込ませました。
フレッシュではじけるようなシトラスノートにシトロンやカフィアライムリーフのグリーンフローラルの香りが重なります。ベースとなるジュニパーベリーが全体をまとめあげるパーフェクトなベースとして厚みのある味わいを生み出しています。
1回の製造は5000本という少量生産のクラフトジン。1本ずつにロットナンバーを記載し徹底した品質管理を行っています。
生産国 | スペイン | 種類 | プレミアムジン |
原料 | ジュニパーベリー等7種類 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
7,590円
ジン・ヴォルカニック
ジン・ヴォルカニックはガローチャ地方のエッセンスを持った個性的なジンでラタフィア・ラシッド(ハーブリキュール)とジュニパーベリー、火山石と地場の清らかな水を使い3回蒸留したものです。
香りはエレガントで上質。漬け込んだハーブのタッチに溢れている微かな柑橘の香り。味わいは非常に柔かく粘度が高い。ファーストアタックは旨みがあり、繊細で伸びがあり漬け込んだスパイスとジュニパー・ベリーを思わせる。
生産国 | スペイン | 種類 | プレミアムジン |
原料 | ジュニパーベリー、レモンバーベナ、セイヨウオトギリ、ミント、セイジ、ローズマリー、シナモン、クミン、カモミール、ジンジャー、ナツメグ、スターアニス、コリアンダー、オレンジホップ、レモンピール、オレンジドライピール、ベネチアンリリー、セイヨウトウキなど18種類以上。 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
7,980円
ジェネラスジン
まだまだフランス産のジンは少ない日本市場ですが、フランス産の香水のように香り高いジンとして認知されつつある「ジェネラス ジン」です。
シトラスとフローラルフレーバーが完璧に組み合わさり、特別な芳香と味わいが特長です。それぞれのフレーバーが主張しながらもハーモニーを奏でるすっきりとした味わいは、ストレートやロックはもちろん、最高のジントニックがつくれるジンでもあります。
・香港 ベストスピリッツアワード 2017 ジン部門 最高賞 ・インターナショナル
・インナーナショナル・スピリッツ・チャレンジ 2018 ジン&トニック部門 銀賞
生産国 | フランス | 種類 | プレミアムジン |
原料 | ジュニパーベリー、シトラス、マンダリン、ピンクペッパー、ジャスミン、エルダーフラワー | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
5,381円
クリスチャン ドルーアン ル ジン
欧州の最優秀スピリッツ生産者のクリスチャン・ドルーアンがジンを造りました。カルヴァドス造りに使用する30種類のリンゴをベースに造った珍しいジンです。
ボタニカルには、ジュニパーべりー、ジンジャー、バニラ、レモン、カルダモン、シナモン、ローズの8つのアロマが使用されています。エレガントでほのかな甘みを感じられる逸品です。
生産国 | フランス | 種類 | プレミアムジン |
原料 | ジュニパーべりー、ジンジャー、バニラ、レモン、カルダモン、シナモン、ローズ | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
4,879円
ロイヤルセダン ジン
1888年に「セダン王国」(1888-1890にベトナム半島に存在した国)の長として ベトナムの部族によって選ばれたフランス人最後の王であるシャルル・マリー・ド・マイレナ氏がジンの大変な愛好家でもあったため作られたジン。
ベトナム産にこだわったボタニカルを時間をかけマセラシオンし、1870年から蒸留をはじめたフランス・コニャック地方の蒸留所で、コニャックを作るのに使用されていた古い銅製ポットスチルで蒸留を施しています。
とてもジンとは思えないような上品で香り高いアロマ、口当たりもなめらかで 優しい味わいが、カクテルへの創作意欲を掻き立ててくれます。
生産国 | フランス | 種類 | プレミアムジン |
原料 | オーガニックジュニパーべりー、コリアンダー、ジンジャー、ジャスミンの茶葉、レモングラス、ライチ、ライム | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
3,849円
ジーヴァイン ジン ノエゾン
フランス・コニャック産・白葡萄原料のプレミアムジンです。フランス・コニャック地方原産の白ブドウ(ユニ・ブラン種)を蒸留し出来たスピリッツに、世界中から厳選し集められた9種のボタニカルとユニ・ブランの花、緑の小さな実のエッセンスが溶け込んだ美しいジンです。
スパイシーで刺激的な香りに、原料が葡萄であるからこその官能的で絹のような舌触りと微かにフローラルな風味を感じます。フロレゾンよりドライに仕上がっているため、カクテルの幅もより広がります。
・ビヴァレッジ・テスティング協会(BTI) プラチナメダル(Superlative) 96点
・スピリッツ・ジャーナル 4ツ星(Highly recommended)
・インターナショナル・ジン・シャレンジ 最高賞トロフィー
生産国 | フランス | 種類 | プレミアムジン |
原料 | 9種のボタニカルとユニ・ブランの花、緑の小さな実 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
4,698円
ボッテガ バクール ドライ ジン
イタリアを代表する蒸留酒、高品質グラッパの製造元でもあるボッテガより、爽やかで華やかな香りと円やかな味わいのドライジン。
針葉樹の葉を思わせるグリーンでウッディなジュニパーベリーの香り。続いて柑橘系の甘く爽やかな香りが感じられ、セージのハーバルでスパイシーな芳香と相俟って華やかで深く、心地よい香りを醸し出します。柔らかく、調和がとれており、ストレートでも刺激が少なく口腔を満たす豊かな香りを堪能できます。
生産国 | イタリア | 種類 | ドライ・ジン |
原料 | ジュニパーベリー、レモン(シチリア産)、 セージ | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
2,798円
ボマルフィ ジン コン・リモーネ
「マルフィ ジン」はイタリアのアマルフィ海岸にインスパイアされたイタリア産スーパープレミアムジンブランド。11世紀から続くと言われるイタリアのジン蒸留の伝統を継承し、香り豊かな地元のボタニカルと清らかなモンテ・ヴィーゾの湧き水で造られています。
「マルフィ ジン コン・リモーネ」はイタリアンレモン、ジュニパーなどの香り豊かなイタリア産ボタニカルを 使用しており、爽やかな香りに加えアニス、柑橘、コリアンダーを感じさせる複雑なフレーバーが特長です。
生産国 | イタリア | 種類 | プレミアムジン |
原料 | ジュニパーベリー、レモン等 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
3,899円
ボマルフィ ジン コン・アランチャ
「マルフィ ジン」はイタリアのアマルフィ海岸にインスパイアされたイタリア産スーパープレミアムジンブランド。11世紀から続くと言われるイタリアのジン蒸留の伝統を継承し、香り豊かな地元のボタニカルと清らかなモンテ・ヴィーゾの湧き水で造られています。
イタリア産オレンジと熟したシチリア産ブラッドオレンジを組み合わせ、最高級の植物と厳選されたジュニパーをブレンドして、ジューシーで活気のある味わいを作り出しています。
生産国 | イタリア | 種類 | プレミアムジン |
原料 | ジュニパーベリー、ブラッドオレンジ等 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
3,898円
ボマルフィ ジン ジン・ローザ
「マルフィ ジン」はイタリアのアマルフィ海岸にインスパイアされたイタリア産スーパープレミアムジンブランド。11世紀から続くと言われるイタリアのジン蒸留の伝統を継承し、香り豊かな地元のボタニカルと清らかなモンテ・ヴィーゾの湧き水で造られています。
厳選されたジュニパー、イタリアンレモン、新鮮なシチリアピンクグレープフルーツなど、最高級の植物を使ってイタリアで蒸留されました。
生産国 | イタリア | 種類 | プレミアムジン |
原料 | ジュニパーベリー、レモン、ピンクグレープフルーツ等 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
3,898円
コーヴァル バレルド・ジン
シカゴから誕生したコーヴァルは「最高級のスピリッツは、最高の原材料から作られる」と言う信念のもと、K先進的な蒸留技術に、オーガニック本来の良さを損なわないスピリッツを生みだし、その良質な味わいが、特に多様化しているアメリカ市場の中で、一線を画していると言われています。
オレンジピール、ジュニパーの香りとワイルドフラワーの香りが心地よく、丸みのある味わいの中に鮮やかさをも表現しています。
生産国 | アメリカ | 種類 | プレミアムジン |
原料 | ジュニパーベリー等 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
4,877円
コーヴァル ドライ・ジン
シカゴから誕生したコーヴァルは「最高級のスピリッツは、最高の原材料から作られる」と言う信念のもと、K先進的な蒸留技術に、オーガニック本来の良さを損なわないスピリッツを生みだし、その良質な味わいが、特に多様化しているアメリカ市場の中で、一線を画していると言われています。
鼻に抜けるジュニパーの香りとワイルドフラワーの香りが心地よく、ドライな味わいの中に鮮やかさをも表現しています。ジン本来の微かな苦味、シトラスの酸味がはじけ、丸みのあるアロマが味を締めます。
生産国 | アメリカ | 種類 | プレミアムドライ・ジン |
原料 | ジュニパーベリー等 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
4,705円
クローバー ジン
ベルギーの三姉妹が造る、繊細で柔らかい、女性的なジンです。朝露のようにみずみずしい繊細なボタニカルを使いクローバーのしあわせのおまじないをあしらったラベル。
コリアンダー、カルダモン、ジュニパーベリーの厚みのあるベースに、ラベンダーと洋梨の アロマが香ることにより、フレッシュで柔らかな味わいを生み出しています。女性蒸溜家が手がける、柔らかで繊細な空気を纏ったクラフトジンです。
生産国 | ベルギー | 種類 | プレミアムジン |
原料 | ジュニパーベリー、洋梨、エルダーフラワー、カモミール、クローバー(シロツメクサ)、ラベンダー、コリアンダーシード、カルダモン、ブラックペッパー等 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
4,950円
ムーンジン チェリー
月の隕石をインフューズした、世界初のスペシャルなクラフトジン。 (ボタニカルと一緒に月の隕石(NWA 8277 Lunar)を漬け込み、蒸溜しています。) あたたかみのある陶器のボトルに詰め込まれた月夜の味わい。
シトラスベースのムーンジンに、チェリーを加えた華やかな味わい。 チェリーの甘味と酸味をうまく生かした大人の女性をイメージした味わい。 ローズペタルやチェリーなどかわいらしい味わいの中にもジュニパーベリーやペッパーなどスパイスもしっかり感じる、甘すぎない味わい。
生産国 | ベルギー | 種類 | プレミアムジン |
原料 | 月の隕石、ジュニパーベリー、ローズペタル、チェリーブランデー、チェリーシロップ、レモンピール、オレンジピール、シナモン、ペッパー、リコリス等 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
6,280円
パンダ オーガニック
元々ジュネヴァの歴史的な産地として知られるベルギー。近年、その長い歴史によって培われた技術を活かした高品質かつユニークなクラフトジンも盛んに造られています。その中でもとりわけユニークなジンが「パンダ オーガニック ジン」です。
このジンは世界で初めてライチ由来のスピリッツをベースに採用。香り付けのボタニカルには、チェリーやローズマリーなどユニークかつ香り豊かな素材が用いられています。また、これらの素材は全てオーガニック。EUの有機認証を受けた証しとして、ボトルにはユーロリーフが記されています。
生産国 | ベルギー | 種類 | プレミアムジン |
原料 | ジュニパーベリー、チェリー、バジル、オレンジピール、ローズマリー | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
5,400円
エシカル・スピリッツ クラフトジンLAST ELEGANT(エレガント)
日本酒造りの過程で廃棄されてきた酒粕をリユースして作られたクラフトジン。ラベンダーに代表されるフローラルな香りとピンクペッパーやカルダモン、そして花椒のスパイシーさが唯一無二のアロマを織りなし、「香水のような」香りが特長。
2021年にForbes の「30 UNDER 30 JAPAN」を大谷選手らと並んで受賞した発酵・醸造家の山口歩夢。お酒造りの世界に新しい風を吹き込む若干26歳のイノベーター。世界で最も権威ある品評会のひとつとして知られる「IWSC 2021」において最高金賞。
生産国 | 日本 | 種類 | クラフトジン |
原料 | ジュニパーベリー、ハイビスカスティー(ローゼル)、ピンクペッパー、コリアンダーシード、ラベンダー、カルダモン、生姜、シナモン、カフィアライムリーフ、花椒チェリー、バジル、オレンジピール、ローズマリー | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
2,460円
秋田県醗酵工業 秋田杉GIN
東京ウィスキー&スピリッツコンペティション 洋酒部門 最高金賞受賞。洋酒のプロフェッショナルたちに認められたお酒。秋田にしかない素材「秋田杉」で造るプレミアムなクラフトジンです。
日本三大美林の一つである「天然秋田杉」の葉の香りをイメージし、まるで森林浴をしているときのような癒される香りをお酒に加えました。秋田の豊かな森に思いを馳せながら、心穏やかにお召し上がりください。
生産国 | 日本 | 種類 | クラフトジン |
原料 | ジュニパーベリー、秋田スギ葉、コリアンダーシード、アンジェリカルート、オレンジピール、レモンピール | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
3,783円
KIBOUBLUE 500ml 化粧箱入
「KIBOU」は、アカエゾマツの深いオレンジの香りを基調に、積丹町産、北海道産のボタニカルからなる豊かな大地の蒸溜酒です。積丹の海がいつまでも美しく、変わらずにあってほしいという願いを込めたブルーの「KIBOU」、積丹の海を感じていただければと思います。
ジュニパーベリーやフレッシュなホップ香に加え、青々と爽やかなどこか懐かしいアカエゾマツの香りは、生命力に満ちた緑豊かな森林を想わせます。積丹産の豊富なボタニカルが織りなす芳醇で複雑な味わい。まろやかな口あたりとキタコブシのほのかな甘みに加え、エゾヤマモモのスパイシーさとエゾミカンのほろ苦さが全体の味わいを引き締めます。
生産国 | 日本 | 種類 | クラフトジン |
原料 | ジュニパーベリー、アカエゾマツ、キタコブシ、エゾヤマモモ、エゾミカン | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
6,912円
ジンの中でも特に国産のジャパニーズジンをもっといろいろ知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
>日本のクラフトジン地方別の選び方とおすすめの17本をまとめました!
フォーピラーズ ジン ネイビーストレングス
フォーピラーズは、キャメロン・マッケンジー、マット・ジョーンズ、スチュアート・グレゴールの3人が、オーストラリア南部のワインの銘醸地として知られるヤラバレーに2013年に設立。ネイビーストレングスは、アルコール度数58.8%の強烈なパンチが効いたジンです。
オーストラリア産フレッシュフィンガーライムの他、ジンジャー、ターメリックといったアジアンスパイスが広がるこのジンは、シンプルなG&Tや古典的なサウスサイドといったカクテルにおすすめです。ちなみにフォーピラーズとはジンの製造に欠かせない「スチル」、「水」、「ボタニカル」、「ジンへの情熱」の4本柱(Four Pillars)を意味しています。
生産国 | オーストラリア | 種類 | クラフトジン |
原料 | ジュニパーベリー、ジンジャー、ターメリック、ライム他 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
4,742円
プロヒビション ネイビーストレングス・ジン
オーストラリア産クラフトジンです。このジンは、かつて海軍御用達だったジュニパーで香り付けしたスピリッツに思いを馳せ、海の荒波を表現しています。海風の塩分を含んだ香りから、ライムと海草の香りが交って立ち上ります。 アルコール度数 58%と強いジンです。
マセレーション(果皮浸漬)とベーパーインフュージョンによって蒸留されたジュニパー数種が、深みある味わいと口当たりのメロディーを奏でます。マカデミアナッツとバニラによる甘みと上品さ。飲み進めるにつれてジンジャー、グレープフルーツピール、ソルトの香りが後味を素晴らしいものにし、心地よい酩酊へと誘います。
生産国 | オーストラリア | 種類 | クラフトジン |
原料 | ジュニパーベリー、コリアンダーシード、 ジンジャールート、 ヨモギ、ピンクペッパーコーン、 ブラッドオレンジ 、ルビーレッドグレープフルーツ、 レモンマートル 、緑茶 、バニラ、 ラベンダー | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
6,480円
MGC メルボルン・ジン・カンパニー
オーストラリアの豪州メルボルン生まれのプレミアム・クラフトジンクラフトジンです。長年ワインメイキングに携わってきたアンドリュー・マークスがその知恵と経験を全てつぎ込んで作り上げました。
自社ヴィンヤードの庭先で栽培したボタニカルを配合し、地元であるGembrookの雨水を使用して蒸留したプレミアム・クラフトジンです。
生産国 | オーストラリア | 種類 | クラフトジン |
原料 | ジュニパーベリー他 | 甘辛度 | 辛口 |
香り | 華やか | 味わい | やや芳醇 |
5,770円
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はジンに興味をもってもらった方が、いかにジンに親しみやすく理解でき世界中のジンに興味をもってもらえるかを主体に記事を書かせてもらいました。
・まずは有名銘柄のジンを飲んでみる
・有名銘柄のジンを使ったカクテルを飲んでみる
・ボタニカルを理解する
・国別のジンの特長を知る
・クラフトジンを理解する
・自分だけのこだわった飲み方を探す
このステップ通りに実践してみると、ジンの選び方がぐんと楽しいものになると思います。そして実力も初心者から中級クラスのレベルになること間違いなしです。
ぜひ、飲食店やバーや家飲みでジンの乾杯シーンが増えることをご期待します。