「お家で簡単にジンを飲みたいけど、どうしたらいいんだろう・・・?」
「ジン初心者ならコンビニで何を揃えたらいいの・・・?」
こんにちは!
「お酒のソムリエSAKESEN」編集部の山本です。
最近、ジンの問い合わせが多く編集部もヒシヒシと注目度を感じています。
ウイスキーに次ぐ蒸留酒人気になってきた感じがしますよね。
ただ、ジンてカクテルで飲むのは知っているけど、もっと簡単に家で飲めないの?って考えている方も多いのではないでしょうか。
カクテルといえば、ジュース、果物、バーテンダーがシャカシャカと耳元でかっこよく振っている道具、細長い高価なグラス・・・など色々用意するものが多い。
そんなイメージがあってお家では・・・と考えている人も多いと思います。
今回は、初心者の方にわかりやすく、お家でシンプルに飲める方法をやってみますね。山本流の「ゆる飲み」です!
ジンの飲み方をカクテルのようにカタチから入るのは大事ですけど、まずはジンの飲み方の基本を知ることです。そこで、山本が初心者の方にわかりやすく、簡単にコンビニでも揃えられて、すぐに飲める方法をやってみますね。
・・・ということで、ジンの初心者必見!簡単なお家の飲み方を徹底解明します。
それではまいりましょう!
コンビニやスーパーのジンの選び方
あ、それと炭酸を買うことを忘れないでね。
ジンは世界中で売れているお酒の中のひとつになります。だから、まずは世界でよく売れている銘柄から飲んでジンを知る一番の近道にしましょう。
コンビニにあるジンは、世界中で人気のジンだからご安心ください。価格も安く品質もしっかりの商品になります。
それではジンを紹介していきますね。
翠(すい)
生産地 | 日本 | 甘辛度 | やや辛口 |
タイプ | ドライ・ジン | 味わい | やや淡麗 |
原料 | 柚子、緑茶、生姜等 | 香り | やや華やか |
おすすめの飲み方 | ジンバック、ジンフィズ | 相性のいい料理 | カツオのたたき、冷奴 |
「翠」はサントリーが日本の居酒屋料理と抜群に合うジンを探し求めできたものです。特に日本人の味覚に合った、日本人が常日頃から親しんだ和の素材で蒸留したことが特徴になります。
主に、柚子、緑茶、生姜が他のジンとは違う、ヨーロッパのジンとは差別化した特長があります。もちろんジョニパーベリーやシナモンなどジン特有のものも一緒にして造りこんでいます。
香りに柚子が楽しめ、飲み口は緑茶のうまみ成分を感じ、味わいは生姜の辛味が楽しめるような商品設計になります。なので居酒屋料理、特に和風料理にはもってこいのジンです。
サントリーでは、ソーダ割りをおすすめしているので、まさに今回の私がおすすめする飲み方「ゆる飲み」にピッタリですね。ソーダとすりおろし生姜、ソーダと柚子、翠と煎茶割りがサントリーのおすすめです。
サントリー ビーフィーター ジン
生産地 | イギリス | 甘辛度 | やや辛口 |
タイプ | ドライ・ジン | 味わい | やや淡麗 |
原料 | ジュニパーベリー等 | 香り | やや華やか |
おすすめの飲み方 | ジンフィズ、オレンジブロッサム | 相性のいい料理 | 肉じゃが、ナムル |
「ビーフィーター」はイギリスジンの中でも唯一、ロンドン市内で蒸留されているジンです。
ビーフィーターも、頑固に作り方を引き継いでいます。厳選されたボタニカルは、ジュニパーベリーをはじめとする9種類。
なかでもレモンピール・セビルオレンジピールがキーになっているそう。柑橘のさわやかな香りとキリリとした飲み心地が特長です。
ビーフィーターは日本でも見かけることが多い、赤い衛兵マークのジンです。ジンといえば思い浮かぶボトルかもしれません。軽い口当たりは、夏場や気分をスッキリさせたいときにもおすすめです。初心者の方は40度がおすすめです。
ボンベイ・サファイア
生産地 | イギリス | 甘辛度 | やや辛口 |
タイプ | ドライ・ジン | 味わい | やや淡麗 |
原料 | ジュニパーベリー等 | 香り | やや華やか |
おすすめの飲み方 | ギムレット、ジンバック | 相性のいい料理 | 唐揚げ、もやし炒め |
「ボンベイ・サファイア」はイングランド地方で造られているジン。その特長は、なんといっても華やかな香りと深い味わいです。
ボンベイ・サファイアに使われるボタニカルは10種類。ジュニパーベリーはもちろん、世界中から厳選されたものだけを使います。
10種類のボタニカルを特別の製法で香味を印象付けします。
この製法を用いることで、ボタニカルの香り高いところだけを良いとこ取りできるのだそう。他のジンとはまた違った複雑な香りが魅力的で、ジンの最高峰という人もいます。一口ずつゆっくりと味わいたいときにおすすめです。
ウヰルキンソン・ジン 37°
生産地 | 日本 | 甘辛度 | やや辛口 |
タイプ | ドライ・ジン | 味わい | やや淡麗 |
原料 | ジュニパーベリー等 | 香り | やや華やか |
おすすめの飲み方 | ジントニック、ピンクレディ | 相性のいい料理 | とんかつ、シーザーサラダ |
「ウヰルキンソン・ジン」は日本のニッカウヰスキーで造られているジン。ウイスキーの醸造ノウハウをジンにも注いで国産ジンのフラッグシップ的な役割があるジンです。
ウヰルキンソン・ジンではボタニカルを10種類以上を使用し日本人にあった香りや味わい、飲み口を存分に引き立てた骨格がポイントになります。
シトラスやハーブを思わせる香りが印象的で、滑らかな飲み口の中に、甘みと苦味をうまく両立させた味わいが特徴です。余韻はスッキリとした感覚の中にも程よい満足感が楽しめる仕上げが印象的です。
いろいろな割り材にもあいますし、幅広いカクテルにも使えます。また、料理はオールマイティに使えますが炭酸を入れたソーダ割で揚げ物やマヨネーズ系の料理をおすすめします。
ギルビー ジン
生産地 | イギリス | 甘辛度 | やや辛口 |
タイプ | ドライ・ジン | 味わい | やや淡麗 |
原料 | コリアンダー、シナモン等 | 香り | やや華やか |
おすすめの飲み方 | ネグローニ、ジンライム | 相性のいい料理 | 焼き鳥、ピザ |
「ギルビー ジン」はイギリスのロンドンで生まれました。1895年から「ギルビー家だけにしか伝えられていない秘伝レシピの“ロンドンドライジン”」として世界に向けて名を広げていきました。
ギルビー ジンに使われるボタニカルは12種類。ジュニパーベリー、コリアンダー、レモン、レモングラス、シナモンといった香味植物をふんだんに使い、秘伝のレシピが構築されています。
12種類のボタニカルと伝統の製法によって、ギルビー家特有の柑橘系の香りがギルビー・ジンの特長になります。レモンやレモングラスなどふんだんに原料として利用しているからでしょう。
飲んでみると最初のアタックはレモンの香りがほんのりと爽やかに感じられます。味わいは飲みやすくいろいろな飲み方ができるよな仕上がりです。カジュアルな料理にはピッタリのジンなのでイタリアンにはおすすめです。
炭酸
はい、ジンが決まったら次は炭酸を購入しましょう。ジンをお家で飲むときにおすすめしているのが炭酸割りだからです。そう、私が提唱するお家で飲む「ゆる飲み」にはソーダ割りが一番です。ウイスキーでいうハイボールの飲み方をジンでもやってみましょう!ということです。
大きな理由としては、準備が簡単で、しかも材料の保存が効くからです。もちろん炭酸が抜けることがあるので、できれば飲みきるか2、3日で飲み切る量の炭酸を購入することが美味しく飲めるコツになります。
炭酸もいろいろありますが、
・ウイルキンソン 炭酸
・セブンイレブンの強炭酸水
・ファミマの強炭酸水
がおすすめになります。500ml、600ml、1000mlがあるのでお好みの量によってご購入してください。
参考にご家庭で簡単にソーダ割ができる炭酸をピックアップしてみました!
お家で用意するもの
「ゆる飲み」は、できるだけ簡単にお家で楽しく飲むことをモットーとしているので、できるだけ自宅にあるものを利用していきます。だから簡単!
さらにワンステップこだわりたいという方にもオプションで選択肢をご用意しときますね。そこから中級者へのステップアップを楽しんでもらえればと考えています。
グラス
できれば透明で大き目のグラス、なければ小さなグラスでもOK。できるだけ飲み口が広い方が飲みやすくておすすめです。大き目のグラスを用意するのは氷を入れるためです。
陶器のような見えないグラスは量が分かりにくいので、最初は透明なグラスから試してみるといいんではないでしょうか。
氷
冷凍庫の氷でOK、コンビニでロックアイスを購入してもいい。
オプションであったらいいもの
マドラーとコースター、なければスプーンでもいい。最悪はなくてもいいです。ステア(混ぜる)の目的は下にあるお酒を拡散しアルコール度数を均一化するためです。なので、ステアをしないで飲んでいくと最後の方が少しアルコールを強く感じるので、お酒に弱い人はステアすることをおすすめします。
一方で飲みながらアルコールと炭酸が混ざっていくのを楽しむ人は、ステアせずにまったりと飲んでいきましょう。実は私はステアしない派です。
あと、コースターをおすすめする理由は氷を入れたグラスの表面から結露した水がジワーとおりてくるので、その症状を抑えるためです。テーブルが濡れるのが嫌な方にはコースターがあると気持ちよく飲めますね。
おすすめの飲み方
お家での飲み方のおすすめは、炭酸割りです。初心者には簡単ですぐに飲めます。また、お家にあるジュースなどで炭酸の代わりに割って飲むのもおすすめです。ジンを何かで割ることを覚えてもらうとジンの初心者卒業になります!
炭酸割り
炭酸割りのポイントは、ジンの量です。
よく初心者の方にとっては、お酒をグラスに入れる時に基本の量がわからない疑問をお持ちの方がいます。なので定量的なお話をさせてもらうと通常は30mlを基準にしましょう。バーとかでは「シングル」と表現されます。お酒の強い人は「ダブル」といい60mlと覚えるといいでしょう。
でも、化学の実験みたいにいちいち計量するのは・・・
と、考える人もいると思います。
そこで、便利なグッズがあります。定量的に飲みたいという人は、カクテル用のメジャーカップでジガーカップというものがあります。100均でも売っているので購入してみるのもいいですね。グラスに入れる基本の量が理解できるのでおすすめです。30mlと60mlに計量できます。
料理用の計量カップでもかまいませんが細かい容量の目盛りがない場合は、だいたいの目分量でも構いません。スプーンなら大さじ1杯が15mlと言われているので参考にしてくださいね。
下記の作り方で、グラスに入れた時の量の感覚をご自身で試してもらえるといいです。
「これじゃ、少し弱かった」
「結構強いな…、もう少し炭酸を入れよう」
といった経験から自分の適量がわかってくるとのでやってみてくださいね。
炭酸割りの作り方
1.グラスを用意 | |
2.氷を入れる | |
3.ジンを30ml入れる | |
4.ジンと炭酸を混ぜて完成(ステアする) |
「グラスにはお酒が先か氷が先か?」て質問をよく受けます。
今回の作り方では、氷を先に入れていますが、バーテンダーによってはお酒を先に入れて炭酸で割って氷を最後に入れる人もいます。
氷を先に入れるのが定番ですが、これは計量カップなどで入れる容量が明確だということと、氷を先に入れてグラスを冷やすといったメリットがあるためです。
一方で目分量で入れたいけど、グラスの大きさや氷が邪魔してお酒の量を把握できない人は氷を入れる前にお酒を入れます。お酒の量を感覚でつかんでいる人向けですね。
冷蔵庫であるもので作る
炭酸以外での飲み方としては、普段冷蔵庫にあるものを割り材としてジンを飲んでみることです。例えば、ウーロン茶、緑茶、オレンジジュース、ジンジャエール、サイダー、コーラ、トマトジュース、牛乳などです。
あとは、冷蔵庫の中にレモンやライムがあればそれを最後にいれておしゃれに飲んでもいいと思います。果物のスライスやカットを入れることで香りもグンと良くなりますからね。
作り方は、先ほどと同じで炭酸のところをお好きな飲み物に変えるだけです。
では、代表で伊藤園のおーいお茶で煎茶割りジンを作ってみましょう。
1.グラスを用意 | |
2.氷を入れる | |
3.ジンを入れる | |
4.ジンとおーいお茶を混ぜる |
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、ジン初心者の方にお家で簡単なジンの飲み方を解説しました。
ジン=カクテル=難しい
と、考えるとせっかくの楽しいお酒ライフのハードルが高くなりすぎますよね。
世界中で人気のあるジンだからこそ、気軽にお家で飲めるような飲み方をご提案できればと考えています。そして、ジンに慣れてきたらカクテルに興味をもったりしてもらえると嬉しいです!