ラムのカクテル10選 揃えるものがすぐ分かる

 

ラムは初心者でも飲みやすく、日本人にも好まれる甘さを持ち、様々なカクテルのベースとして使用されています。また、ストレートで飲んでも美味しく味わえる人気のスピリッツです。

 

しかしラムを飲むチャンスがなかったり、美味しく飲むにはどうすればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回はラムの定番のカクテルレシピや家でも簡単に作れるラムの飲み方を紹介します。作り方のコツも紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。

 

ラムを使ったカクテル

ラムを使ったカクテルはどんなものがあるのでしょうか。ここでラムを使ったカクテルを10種類紹介します。ぜひバーや家飲みでラム酒カクテルを飲むときの参考にしてくださいね。

 

ダイキリ

ダイキリ

 

ダイキリは、ホワイトラム、ライムジュース、ガムシロップ(砂糖)だけで作る、とてもシンプルなカクテルです。

 

ひと口飲むと、ライムジュースの香りと酸味がいっぱいに広がり、爽やかな味わいを堪能できます。アルコール度数は25度前後です。

作り方

1.シェーカーに氷適量とホワイトラム45ml、ライムジュース(またはレモンジュース)15ml、ガムシロップ(または砂糖)ティースプーン1杯を入れます。
2.シェーカーをシェイクします。
3.カクテルグラスに注ぎます。

説明

ライムジュースはフレッシュなものを使うと、より爽やかさがアップします。ミントの葉やチェリーなどをトッピングしても美味しいです。またお好みで柑橘類のスイーツを添えても。

一般的なダイキリのほかにフローズンダイキリもあります。フローズンタイプはクラッシュアイスを混ぜたものにダイキリの材料を混ぜ合わせてシャーベット状で味わいます。

 

 

モヒート

モヒート

 

暑い季節の人気のカクテル、モヒート。爽やかなミントの香り、ライムの酸味、ラムのコクと甘みが魅力です。

 

ミントの爽やかさでとても飲みやすいロングカクテル。アルコール度数は約20度です。

作り方 1. グラスにライム1/2を1cm角に切りマッシャーやすりこぎなどでライムを潰します。
2. 1の果汁にブラウンシュガー適量を溶かします。
3. 2のグラスにミントの葉20枚程度を優しく潰します。
4. 3のグラスに氷適量、ラム50ml、炭酸水50mlを順番に注ぎ軽く混ぜます。
説明

ラム・炭酸水・グラスは事前に冷蔵庫で冷やしましょう。また、氷は家庭の冷凍庫で作ったものよりも、お店で買った氷の方が溶けにくいので、より美味しく頂けます。そして、ラムはホワイトラムを使用するのがおすすめです。

苦味の原因になるので、ミントとライムは潰しすぎないようにしましょう。ミントは軽く叩く程度、ライムは少し潰すくらいがいいです。

 

 

クレオパトラ

クレオパトラ

 

クレオパトラは、有名な古代エジプト最後の女王「クレオパトラ7世」をモチーフに名付けられたカクテルです。ラム酒がベースで、コーヒーリキュールと生クリームを使用した濃厚でゴージャスなカクテルになっています。

 

生クリームの甘くまろやかな味の中に、コーヒーリキュールの苦みとラムの風味が広がり、ゴージャスな大人の味わいを楽しめます。

作り方 1.シェイカーにホワイトラム25ml、クレームドモカ20ml、生クリーム15ml、ナツメグパウダー適量を入れます。
2.氷を適量入れ、約15〜20秒シェイクします。
3.ショートグラスに注ぎます。
説明

まろやかな味を堪能したいなら、少し強めにシェイクし生クリームを泡立たせましょう。また生クリームは無脂肪タイプや低脂肪タイプではなく、一般的な生クリームを使用するのがおすすめです。

そして、生クリームを使ったカクテルは長く放置するとカクテルが分離してしまうので早めに飲みましょう。

 

 

ピニャコラーダ

ピニャコラーダ

ピニャコラーダは、スペイン語で"裏ごししたパイナップル"という意味を持ちます。ラムをベースに、パイナップルジュースとココナッツミルクを砕いた氷と一緒にシェイクしたカクテル。

 

黄白色の色合いで甘みが強いのが特徴です。日本では、ピニャカラーダと表記されることもあります。アルコール度数は8%程度と飲みやすくなっており、ノンアルコールで作ることもできます。そのため、お酒の飲めない方にも人気です。

作り方 1.シェーカーにホワイトラム30ml、パイナップルジュース80ml、ココナッツミルク30mlを入れます。
2.氷を詰めてシェイクします。
3.クラッシュドアイスを詰めたグラスに注ぎ、お好みでカットパインやチェリーを飾ります。
説明

甘みが物足りないと感じたら、砂糖やシュガーシロップを1ティースプーン程度足してもいいです。

また、ベースのラムをダークとホワイトの2種類合わせて作れば「バイア」になります。普通のピニャコラーダよりラムの風味や甘みが加わり、おしゃれなカクテルになります。

 

 

メアリー・ピックフォード

メアリー・ピックフォード

メアリー・ピックフォードは「世界の恋人」と謳われたアメリカの女優メアリー・ピックフォードの名前をつけられたカクテルです。映画女優の名にふさわしい華やかさが感じられる甘口カクテルになっています。

 

ラムとパイナップルジュースをメインに色付けにグレナデンシロップと、隠し味にマラスキーノを入たバランスの良いカクテル。マラスキーノとはマラスカ種のチェリー(さくらんぼ)を原料としたリキュールのことです。

作り方 1.ホワイトラム30ml、パイナップルジュース30ml、グレナデンシロップ少量、マラスキーノリキュール少量をシェーカーに入れます。
2.氷を詰めてシェイクします。
3.カクテルグラスに注ぎます。
説明

パイナップルジュースを使用したカクテルはシェークすると泡立ちがよくなるので、しっかりとシェイクしましょう。

また、カクテルを作る前にカクテルグラスは冷凍庫で1分〜2分ほど冷やしておくと、より美味しくなります。そしてラムも冷蔵庫で冷やしておきましょう。冷えたラムを使用することで、カクテルが冷えやすく水ぽっくなりにくいです。

 

 

プラチナブロンド

プラチナブロンド

プラチナブロンドは、銀白色の髪の女性をイメージして作られたカクテルです。色はまさに純白で、キュラソーの甘い柑橘香とラムの香りが溶け合いとても飲みやすくなっています。

 

大人の女性らしい、優雅で上品な味わいです。アルコール度数は21%。

作り方 1.シェイカーにホワイトラム20ml、ホワイトキュラソー20ml、生クリーム20mlと氷を入れます。
2.強めにシェイクします。
3.カクテルグラスに注ぎます。
説明 生クリームは低温でのシェークだと混ざりにくいので、いつもより長めにシェークするのがおすすめです。色を楽しみたいならクリアなグラスに注ぎましょう。

 

 

キューバリブレ

キューバリブレ

キューバリブレは1898年のキューバ独立の時、キューバの独立を助けたアメリカ将校の一人をもてなす為にアメリカで人気のコーラとキューバで流行していたラムのカクテルを作り、「Cube Libre(キューバの自由)」と乾杯し、叫んだことが由来とされています。

 

世界で最も注文の多いカクテルの1つで、世界中で毎秒約70杯飲まれていると言われています。

作り方 1. グラスに氷を入れます。
2. ラム45ml、ライムジュース10ml、コーラ適量を順番に注ぎます。
3. マドラーなどでゆっくりかき混ぜます。
説明 仕上げにライムやレモンなどの柑橘類を絞れば爽やかさがアップします。またかき混ぜるときは、ゆっくりと軽く混ぜましょう。下の氷を上に持ち上げるような感覚でカランカランと混ぜるのがおすすめです。

 

 

エックスワイジー

XYZ

エックスワイジーは、X、Y、Z、3つのアルファベットから名づけられているように、3種類のドリンクから作るカクテルです。

 

X、Y、Zがアルファベットの最後の3文字であることから「これ以上のものはない」、つまり、「XYZよりおいいしいカクテルを作ることはできない」と言われています。

 

エックスワイジーこそ究極のカクテル、最高のカクテル、最後に飲むカクテルという意味です。アルコール度数は40度です。

作り方 1. シェイカーにラム45ml、コアントロー15ml、レモンジュース15mlを注ぎます。
2. シェイクします。
3. カクテルグラスに注ぎます。
説明 アルコール度数は約40度で強めなのでアルコールが強いと感じた時は、レモンジュースを多めに入れたり、甘みを足すために砂糖やコアントローの分量を増やしてみましょう。

 

 

マイタイ

マイタイ

マイタイは、トロピカルカクテルの女王と言われるほど有名なカクテルです。「マイタイ」とは、ポリネシア語のタヒチ方言で“最高!”という意味。

 

色鮮やかなフルーツでデコレーションされ、甘くて口当たりのよいカクテルなので女性からも人気です。

作り方 1. シェイカーにホワイトラム45ml、ホワイトキュラソー5ml、オレンジジュース5ml、パイナップルジュース5ml、レモンジュース3mlを注ぎます。
2. シェイクします。
3. クラッシュアイスを入れたグラスに注ぎ、ダークラム10mlを入れます。
4. グラスにオレンジやパイナップル、チェリーなどのフルーツを盛り付けます。
説明

マイタイに使用するジュースは主にオレンジジュース、パイナップルジュース、レモンジュースですが、自分の好みのジュースに変えてもいいです。

マンゴージュースやグレナデンシロップを加えたり、パッションフルーツやグアバジュースを加えても美味しいです。

 

 

ブルーハワイ

ブルーハワイ

ブルーハワイの発祥は、名前にもある通りハワイと言われています。1980年代に人気になったカクテルで、青い海をイメージする美しい色が特徴です。

 

クラッシュドアイスの入ったグラスに注がれるブルーのカクテルに、チェリーや花などの南国を思わせる華やかな飾りがなされ、見た目からも楽しめます。

作り方 1. シェイカーにホワイトラム30ml、ブルーキュラソー15ml、パイナップルジュース30ml、レモンジュース15mlを入れます。
2. シェイクします。
3. クラッシュドアイスを詰めたグラスに注ぎます。
4. パイナップルやチェリーなどを飾ります。
説明

ダークラムやゴールドラムでも似たテイストのブルーハワイは作れますが、ホワイトラムを使用するのがおすすめです。

理由は、ダークラムのように色がついているラムだと綺麗な青色にならないからです。

 

 

家飲み用で楽しめるラムの飲み方

次は家飲みでも楽しめるラムの飲み方を5つ紹介します。
簡単に作れるものを紹介するので、ぜひ作ってみてくださいね。

 

ソーダ割り

ラムの香りと飲みやすさ味わいたいならソーダ割りがおすすめです。ラムが好きな人ならば銘柄によって異なるフレーバーの違いを楽しむことができます。

 

ウイスキーのハイボールと同じような感覚で飲んでもらうといいですね。

作り方 1.グラスに氷を入れます。
2.ラムを入れ軽く混ぜます。
3.炭酸水を入れて軽く混ぜます。
4.ライムスライスを浮かべます。
説明 ライムスライスはレモンスライスでも美味しいです。また炭酸を良く冷やしておくと、よりさっぱりと美味しく飲めます。

 

 

水割り

お酒は苦手だけどラムを飲んでみたいという人には、水を加えてアルコール度数を下げて飲むことをおすすめします。

 

ラムの味わいを保ったままアルコール度数を下げられるのが最大の魅力なので自宅で手軽に試してみてください。

作り方 1.グラスに氷を入れます。
2.ラムを入れ軽く混ぜます。
3.ミネラルウォーターを入れ軽く混ぜます。
4.フレッシュライムを絞りそのままグラスに入れます。
説明 フレッシュライムがなければ、ライムジュースでも代用できます。
水割りにするだけで飲みやすくなりますが、お酒が弱い人はラムの量を調整して作ってくださいね。

 

 

お湯割り

ラムも寒い冬にぴったりの飲み方がお湯割りです。蒸留酒は以外とお湯割りに合うんですよね。香りも楽しめて是非試してほしい飲み方です。

 

ラムの銘柄の多様性が味わえて季節問わずラムを飲むことができるのはいいですね。

 

作り方 1.耐熱グラスやマグカップを熱湯で温めておきます。
2.カップにラムを入れます。
3.お湯を入れて混ぜます。
4.レモンスライスを浮かべます。
説明 お湯割りにすると体の芯まで温まります。冬の寒い日は寝る前に飲むと、体が温まりゆっくり眠れるのでおすすめです。

 

 

紅茶割り

ラムと紅茶?意外と感じる方もいるかも知れませんが、実はよく合うんです。アイスでもホットでも紅茶を使えるので自宅で飲むカクテルでは最強です。

 

もちろん、市販の紅茶でもちろん美味しく飲めます。仕事帰りにコンビニで立ち寄って試してほしいカクテルです。

作り方 1.グラスに氷を入れます。
2.ラムを入れ軽く混ぜます。
3.紅茶を入れ軽く混ぜます。
説明 アイスの飲み方を紹介しましたが、ホットでも美味しいです。甘さが欲しいときは、ガムシロップをいれるのがおすすめです。

 

 

コーヒー割り

このカクテルも紅茶同様でコーヒーを利用できて美味しいカクテルが作れます。市販のモノ、アイスやホットなど。好みによってはシロップの加減で甘みのあるカクテルが自宅でも気軽に楽しむことができます。

 

一度、コンビニやスーパーで簡単に手に入るのでぜひ試してみてください。お好みでミルクをちょっぴり足せば満足感が増します。

作り方 1.グラスに氷を入れます。
2.ラムを入れ軽く混ぜます。
3.ブラックコーヒーを入れ軽く混ぜます。
説明 紅茶割と同様に、ホットでも美味しく飲めます。また甘さが欲しいときはガムシロップを入れましょう。

 

まとめ

今回はラムの定番のカクテルや家飲みでも簡単に作れるラムの飲み方を紹介しました。

 

ラムのカクテルは紹介したもの以外にもたくさんあります。気になるものがあればお店で飲んでみたり、家飲みでも作れるのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

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