ワインは飲み方によって味や香りが変化するお酒です。ワインの飲み方といわれると、「何か特別な決まりがあるの?」「難しそう…」と感じる方もいるかもしれません。

 

しかし、ちょっとした飲み方の基本を知ることで、絶妙に変化するワインの味や香りをおいしく楽しくいただけます。

 

こちらでは、初心者の方へワインの飲み方の基本を解説していきます。フォーマルな場やご自宅でワインを楽しむのにお役立てくださいね。

ワインによって飲む温度を意識する

ワインには、赤・白・ロゼ・スパークリングといった種類があります。それぞれ味や風味が異なりますが、これを最大限に引き出す最初のポイントは温度です。

 

実は、温度によって人間の舌は変化をより感じるようになっているんですね。基本的にワインの甘さは温度が高いほど感じやすくなります。また、酸味は温度が低いほどシャープに感じやすくなります。

 

では、はじめにワインをおいしく味わう温度について、赤・白・ロゼ・スパークリングの種類ごとに詳しくみていきましょう!

赤ワインは常温が目安

赤ワインの良さを最大限に引き出す温度は、常温です。常温といっても、日本には四季があるほか北海道から沖縄までかなりの気温差があります。

 

そのためおいしい温度にするためには、氷水や冷蔵庫で冷やすことが必要な場合もあります。冷やす場合は、氷水だと5分ほど、一般的な冷蔵庫なら30分〜1時間ほどが目安です。

 

また、もっと細かく分けると赤ワインの中にもいくつかの種類があります。それぞれの特長に合わせた具体的な温度の目安もみていきましょう。

 

絶対にその温度でというわけではありませんが、お好みのテイストを探す参考の一覧が下記のようになります。

 

ワインのタイプ 温度の目安
フルボディ
  • フルボディの赤ワインは、16度〜18度くらいが適温とされています。フルボディはワインのしっかりとした渋みとまろやかな味わいを感じられるのが特長です。
  • しかし、冷やしすぎると渋みを強く感じやすくなります。18度くらいの温度だと渋みがほどよく、濃厚なまろやかさを味わえるようになります。
ミディアムボディ
  • ミディアムボディは、13度〜15度くらいが最も美味しくいただける温度とされています。フルボディとライトボディの中間で、ブドウの風味を感じつつもほどよい渋みも味わえるところが特長です。
  • フルボディとライトボディの中間というだけあって、適した温度も中間になっています。ライトボディよりはしっかりした味わいを、フルボディよりは軽い口当たりが好みという方におすすめな赤ワインです。
ライトボディ
  • ライトボディは、少し冷やした10度〜12度くらいが適温とされています。渋みと軽さをほどよく味わえるのがライトボディの特長です。
  • ライトボディの赤ワインは、冷やすことで口当たりが良くすっきりとした味わいになります。

白ワイン・ロゼは冷蔵しよう

白ワイン・ロゼワインは、赤ワインより冷たい温度が適温とされています。

基本的には冷蔵庫で冷やすのが最もおいしく味わえる温度と考えましょう。冷蔵庫なら3時間〜4時間ほど、氷水なら20分ほどで適温になります。

 

また細かくみていくと、白ワイン・ロゼワインにも甘口と辛口のものがあり、それぞれ適温が少しだけ異なります。

甘辛のタイプ 温度の目安
甘口
  • 甘口の白ワイン・ロゼワインは、5度〜8度くらいに冷やした方がスッキリと味わえます。甘口のワインは糖分を多く残した状態で発酵を止める方法で造られます。そのため、穏やかな甘さと酸味が同時に味わえるところが特長です。
  • 甘味は温度が高いほど強く感じられるようになります。白ワイン・ロゼワインは甘口のものほどしっかり冷やした方がスッキリと、軽やかな味わいが楽しめます。
辛口
  • 辛口の白ワイン・ロゼワインは、7度〜14度くらいが適温とされています。辛口のワインは、糖分の多くを発酵によってアルコールに変える方法で造られます。そのため甘味が少なく、酸味も感じられるキリリとした味わいが特長です。
  • しかし、冷やしすぎてしまうとワインの香りも感じにくくなってしまいます。冷やしすぎないようにしましょう。

スパークリングワインはよく冷やして

スパークリング冷蔵

 

スパークリングワインの適温は、甘口なら4度、辛口なら5度〜8度くらいだとされています。よく冷やしていただきましょう。氷水なら20分〜30分ほど、冷蔵庫なら4時間〜5時間ほどで適温になります。

 

スパークリングワインの特長はなんといっても炭酸の爽快感です。冷やすことでガスが抜けて味が落ちるのを防げます。

 

冷えていない炭酸飲料はあまりおいしくありません。例えば夏に冷えてないコーラを飲むことを想像してみてください。スパークリングワインも同じようなイメージです。よく冷えていた方がスッキリさわやかにいただけますよね。

ワインによってグラスを変えてみよう

ワインをよりおいしくいただくために、グラスにもこだわってみるのもワインの楽しみのひとつです。

ワインはワイングラスに注いでいただくのが一般的です。しかし、なぜワイングラスでなければならないのでしょうか。

 

実は、ワイングラスはワインの魅力を最大限に発揮するために設計されています。また、ワインの種類によっても適しているグラスは異なります。

 

もちろんカジュアルに楽しむ場合には、決まりなどありません。お気に入りのグラスで、お気に入りのワインをいただきましょう。

 

しかし、ワインに合ったワイングラスを選ぶのもワインを楽しむ方法のひとつです。次にさまざまなワイングラスについて解説していきます。

ワインの種類に合わせてグラスを選ぶ

ワインは種類ごとに異なる魅力があります。それをさらに拡大させるのはワイングラスです。ワインの種類別にグラスをみていきましょう。

 

・赤ワイン

赤ワインでは、ボルドー型やブルゴーニュ型と呼ばれるワイングラスがよく使われます。

 

ボルドー型は、一般的なワイングラスよりも大きく作られているものです。また、ブルゴーニュ型は、ボウル部分(ワインを注ぐ部分)がとりわけ大きく作られています。ボウル部分に対して、飲み口がすぼまって見えるのが印象的なグラスです。

 

これはワインの香りをグラス内から逃さないための設計で、ワインを口に運ぶごとに香りを楽しむことができます。

 

しかし、赤ワインの中でもボジョレー・ヌーヴォーの場合は、下記に紹介するモンラッシェ型や万能型のグラスをおすすめします。これは、ボジョレーの新鮮な香りを広げるためです。

 

・白ワイン・ロゼワイン

白ワインやロゼワインでは、モンラッシェ型や万能型と呼ばれるグラスがよく使われます。

 

モンラッシェ型はボウル部分に丸みがついた形のグラスです。ボウル部分はブルゴーニュ型に比べるとスマートな印象で、飲み口もそれほど小さくは見えません。

 

万能型はワイングラスのイメージで浮かぶ最も一般的な型かもしれません。万能型と呼ばれるとおり、赤ワインで使っても問題はありません。

 

飲み口が広めのグラスは、ワインの豊かな香りを広げるほか一口の量も増えます。そのため、甘口のワインには特にぴったりな設計とされています。

 

また、ステム(脚の部分)が長いほど手の温度が伝わりにくく、ワインを冷たいままいただけます。

 

・スパークリングワイン

スパークリングワインでは、フルート型と呼ばれるグラスがよく使われます。

 

フルート型はどのワイングラスより細長く、スマートな印象のグラスです。底から立ち上るスパークリングの気泡が美しく、香りも持続しやすい設計になっています。

ワイングラスじゃないとダメなのか?

絶対にワインを飲むときにワイングラスを用意しなければならないかといえば、そうではありません。例えば、友達が家に遊びにきたときにワイングラスがなければ、ふだんのグラスを使ってもらって構いません。いえ、むしろカジュアルな場面ではカジュアルなグラスで全然大丈夫なんです。

なので、家飲みの場合は、ジュースやお茶を飲むグラスでいいんですよ。そのかわり香りを楽しむというより、友達との会話や雰囲気を思い切って楽しんでくださいね。

高級レストランでのワインのマナー

高級レストランマナー

 

ワインは、社交界や高級レストランでも親しまれているものです。そのため、フォーマルな場ではマナーがあります。

 

一般的なワインのマナーとしては次のようなものがあげられます。

  • 注いでもらうときグラスを持ち上げない
  • 女性は注がない
  • 自分で注がない
  • 乾杯ではグラス同士を触れさせない

 

ワインを注いでもらうとき、グラスは持ち上げません。また、女性が注ぐことはしないのが一般的です。

 

しかし、現代では男性女性と区別するのをよしとはしていません。海外や社交界で女性がワインを注ぐことをほとんどしないのは、昔からの習わしのようなものと捉えましょう。

 

ソムリエ注ぐ

 

フォーマルな場では、ソムリエやスタッフがワインを注ぎます。だから、男性であっても女性であっても自分で注ぐことはしません。もし、どうしても注いでもらいたければ、ソムリエやスタッフを呼んで「ワインお願いします!」と言ってみましょう。あるいは自分でワインを注ごうとしてください。急いでお店の人が駆けつけて注いでくれます。

 

また、乾杯のときにグラス同士を触れさないのは、繊細なワイングラスが割れないようにするためです。乾杯は、グラスを胸の高さにあげて軽く会釈するのが一般的です。

 

一方で、自宅やカジュアルな場では、マナーをそこまで気にする必要はありません。ワインを楽しむことが何より優先です。

 

次にワインをさらに楽しむための飲み方の基本をご紹介していきます。

ワインの飲み方・テイスティング

それでは、ワインの飲み方の基本をお伝えしていきますね。

はじめに言っときますが、この基本はあくまでワインのテイスティングの方法です。つまり高級レストランでソムリエやお客様のホスト側が今日飲むワインの状態をチェックするときにする手順だとご理解ください。

 

ですから、通常のカジュアルな場面などは全然気にしなくて結構です。ただ、これからワインをもっと深く知りたい。もっと味や香りを楽しみたい方は是非マスターしていただければと思います。すべて完全にコピーするのではなく、基本をおさせて自分流にアレンジしてもらって結構です。

 

基本のチェックする項目は5点です。

  1. グラスの持ち方
  2. ワインの状態をチェックする
  3. ワインを空気に触れさせる
  4. 香りを楽しむ
  5. 口に含んで味わいを確認する

 

それでは、順番に説明していきますね。

1.ワイングラスの持ち方

ワイングラス持ち方

 

ワイングラスはワインを楽しむために設計されている特別なグラスです。そのため、持ち方にも基本があります。日本の一般的なルールでは、ワイングラスはステム(脚の部分)を持つようにします。

 

ワインは温度によって味や風味が変化するお酒です。そのため、一番おいしくいただくためには、管理されている温度を手の温度で変えないようにする必要があります。

 

実は、グラスの持ち方について絶対というものはありません。海外ではボウル(ワインを注ぐ部分)を持つこともあります。

高級レストランなどではルールが必要となる場合もありますが、自宅やカジュアルな場面では自由にワインを楽しみましょう。

2.ワインの状態を見る

ワインがグラスに注がれたらワインの状態を見ます。ポイントは、濁っていないか、色の状態はどうかです。

 

ワインの濁りの原因は「澱(おり)」や「酒石(しゅせき)」と呼ばれるものです。どちらも飲み込んでしまっても問題はありません。

 

しかし、口の中に残るのが嫌、見た目が嫌という方もいます。製造過程できちんとろ過され、適切に保存されているワインは、よほどのヴィンテージでない限り澄んだ色をしています。

 

熟成したワインの場合

5年以上熟成された赤ワインになると、ビンの底に滓(おり)が溜まるときがあります。この滓はタンニンの塊のようなものなので、口に含むと渋みを強く感じます。

このような状況になるのは、例えば、ワインを飲む前に振ったり、逆さまにしたりすると滓がビンの中に拡散されますね。100%の果汁ジュースと考えてみるとわかりやすいと思います。ジュースの場合は成分が全体にいきわたるのでいいのですが、ワインの場合はそれが滓になのでできるだけ静かに扱うのが基本です。

だから、高級なワインはソムリエが、ワインをできるだけ動かさないように持ってきたりするんですね。

また、赤ワインは色を見ると熟成度合いがわかります。赤ワインは熟成するにしたがって色が濃い紫色からだんだんと赤みを帯びて茶褐色やレンガ色になっていくのが特徴です。

 

この色合いの変化で味や香りが異なります。ワイングラスを少し斜めにしてワインの色合いをよく見て確認します。どんな味や香りがするのか想像してから飲むのも楽しみです。

3.ワインを空気に触れさせる

ワインは空気に触れると味や香りが変化します。渋みが強く飲みにくい赤ワインは、空気に触れることで酸化が進み、まろやかな味わいに変化します。

 

ワインが入ったグラスをクルクルとまわしている様子を目にしたことはありませんか?グラスをまわしてワインを空気に触れさせることを、スワリングといいます。

スワリングでワインが変化することを、ワインの世界では「ワインが開く」というそうです。

 

スワリングには2つの方法があります。

1.グラスを手に持った状態でクルクルまわす

2.グラスをテーブルに置いた状態でクルクルまわす

 

スワリングをするときは、反時計回りにまわすようにしましょう。反時計回りにすることで、こぼしたりはねてしまった場合でも自分にかかり相手にかかる心配がありません。

 

スワリングはフォーマルな場で行われることが多いですが、カジュアルな場ではしなくても問題ありません。また、スワリングしすぎるのもあまりよいとはいえません。

 

スワリングすることでこぼしてしまった方が、まわりに迷惑になる上に雰囲気を壊してしまうことにもつながります。何事もしすぎはよろしくない、ということですね。

4.香りを楽しむ

ワイン香る姿

 

ワインは味のほかに香りを楽しむお酒でもあります。ワインでは香りを「嗅ぐ」という表現はあまりしません。ワインでは香りを感じ取ることを「香りをとる」と表現します。

 

ワインには大きく分けて2種類の香りがあると覚えてもらうといいでしょう。

1つは「フルーツの香り」です。赤ワインならベリー系の香り、白ワインならレモンなどの柑橘系の香りといわれることが多いです。

 

もうひとつは「フルーツ以外の香り」です。シナモンなどの香辛料系、ミントなどのハーブ系、パンなどの食べ物系、そのほかキノコなどさまざまなものを香りに例えます。

 

香りをとる方法で大切なのは、グラスにワインを注ぎすぎないこと。ワイングラスの膨らみのあたりを上限にするとスワリングしてもこぼれにくい量になります。

 

ワインを注いだら、はじめの香りをとってみましょう。次はスワリングをして香りをとります。スワリングの前と後では、違う香りを感じられるはずです。

 

どんな香りに例えられるでしょうか。これもワインならではの楽しみになります。

5.口に含んで味わいを確認する

ワインの色、香りを楽しんだら次は口で楽しむ番です。ワインをしっかり味わいましょう。

 

ここで注意しておきたいのは、ワインはのど越しを楽しむものではないということ。ゴクゴクいただくものではありません。

 

ワインは少しずつ口に含んで口全体を転がすように味わいます。味だけでなく、口から鼻へと抜ける香りも一緒にいただくことができます。

ソムリエのしぐさを真似するのは

ソムリエやテスターがワインを少し口に含んで、空気を吸い込みヒュルヒュルと音をさせているのを見たことはありませんか?これは、空気を含ませて香りの変化を感じるためです。

しかし、レストランやフォーマルの場でこれをするのは、美しい光景とはいえません。ソムリエはチェックのために空気を吸い込みますが、お客様の立場の場合は控えてくださいね。フォーラムな場なら完全にNGだとご理解ください。ご自宅やワインの会などで気心しれた仲間同士の場合はOKです。

基本、ワインはゆっくり口の中を転がして優雅にいただくのが基本です。

ワインと料理との相性・マリアージュ

ワインと料理の相性

 

料理との組み合わせもワインには重要な要素です。ワインだけを味わうのも良いですが、料理と一緒にいただくとまた別のおいしさを味わうことができます。マリアージュともいいますよね。

 

ワインそのものの味や香りが苦手でも、料理と一緒ならおいしく味わえたという人もいます。そこで、相性のポイントをお伝えしますね。

はい、ポイントは、料理の色とワインの色が同じになること。

 

赤ワインなら、肉料理や煮込み料理などの濃厚なものがよく合います。赤ワインとお肉の焼けた色がよく似てませんか?こういうふうにイメージするんです。

 

白ワインなら、魚料理やさっぱりとした料理との相性が抜群です。白ワインと白身の魚の相性です。

 

ロゼやスパークリングワインは、どんな料理と合わせても互いを引き立て合ってくれます。デザートと一緒にいただいてもよいでしょう。

 

自宅でワインをいただく場合は、好きな料理と合わせて自由に楽しみましょう。試してみたら、意外な料理に合うことがわかったという発見があるかもしれません。

 

ワインと料理の相性の不確実性

肉には赤ワイン、魚には白ワインなど相性が合うといって神話のように言われることがありますが、絶対とは限りません。

例えば、焼鳥の塩味などは、赤ワインよりもむしろ白ワインの方があったりします。レモンを絞ればさらに相性バツグンです。

他には、マグロは魚だから白ワインかと聞かれれば、軽い赤ワインに相性がいいこともあります。わさびを入れたり、さしみ醤油をだし醤油にするだけでまた相性が変わったりします。

レストランでは、メイン料理を決めて、その料理に合わせたワインをセレクトするのが通常です。ですが、おうちの料理や仲間同士の集まりでは、みんなが持ち寄った料理に合ったワインてなかなか難しい設定になりますよね。そうすると相性の不確実性を楽しむことの方が楽しいんではないでしょうか。

つまり、ワインと料理の相性を決めつけるのではなく、いろいろと美味しくいただくための工夫をしてほしいんですね。特に料理は主観的な部分も左右されます。なので絶対ではなく、どんどん自分流に楽しんでもらうことをおすすめします。

ただし、たくさんの種類のワインを飲む場合は、順番に注意することをおすすめします。先に飲んだワインの味が後のワインの味の邪魔をしてしまうこともあります。

 

「スパークリング→白→ロゼ→赤」とだんだんと色が濃くなるような順番にすると、どれもおいしくいただけます。

ワインの保存方法

ワインは生きものだといわれます。ワインは瓶に詰められてからも熟成が続き、絶えず味や風味を変化させるためです。

 

自宅でワインを保存する場合は、次のような場所が適しています。

  • 日光や蛍光灯などを含めた光全般が当たらない
  • 気温・湿度が変わらない
  • 大きな振動がない
  • まわりに強い香りがない

 

未開栓のワインは、できるだけ光の入らない涼しい場所で保管しましょう。家の北側にあるクローゼットや床下収納などがよいでしょう。ただし、防虫剤などは近くに無いことが条件です。

 

また、夏場や気温が高い地域では、冷蔵庫の野菜室も適しています。冬場は寒すぎず暖房が効いていない場所にしましょう。

 

開栓したワインは、コルクをラップで巻いてから栓をして冷蔵庫で保存します。また、小さめのガラス瓶があれば、残りのワインを移しかえるのもよいでしょう。

 

この場合は、瓶の口ぎりぎりまでワインを満たし、栓をきつく締めるようにします。できるだけ空気に触れないようにすることで、ワインの酸化を防ぐことができます。

 

開栓したワインはできるだけ早めに飲んだ方がいいです。目安として2〜3日で飲み切るようにしましょう。1週間たったら飲めないのかと聞かれれば、答えは飲めます。でも味に変化があります。少し酸味が強くなったりしますので、できるだけ早めに飲んでください。どうしても日にちが経過したなら料理に使うことをおすすめします。

まとめ

ワインは長い歴史のあるお酒です。その昔、ワインは庶民には手の届かない存在でもありました。

 

現代を生きる私たちは、そのワインを気軽に手に取り味わうことができます。種類ごとに味わいや香りの異なるワインは、絶妙なバランスで目や鼻、口を楽しませてくれます。

 

気取ったり背伸びをする必要はありません。まずは気軽にワインを味わってみましょう。ワインのおいしさは心も満たしてくれるはずです。

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