「霧島町」の地名を残したい
創業明治44年(1911年)。日本で最初の国立公園に指定された霧島のふもと、この大自然に囲まれた地に、蔵はあります。とても美しいところです。蔵の名は、2005年11月7日の霧島市への市町村合併でなくなってしまった「霧島町」の地名を残したいと、霧島町蒸留所という社名に変更しました。
貴重な日本製の和がめで仕込む
わたしたちの宝(たから)は、創業(明治44年)からずっと受け継がれてきた、貴重な日本製の和がめ です。同じ形は二つとない、手造りの和がめは、私たちの焼酎造りに欠かせません。今も昔ながらの、かめ壺仕込み。この伝統を守り抜いていくことが、大切だと感じています。かめ壺で仕込むことで、焼酎の元となるもろみは、ゆっくりと発酵し、やわらかな風味をはぐくみます。
1000m級の霧島連山の大地の水
焼酎の仕込みに使う水、お茶を入れる水、洗い物に使う水。わたしたちが、蔵で使う水のすべては、地下105mからの、ミネラル豊富な天然水(地下水・中硬水)です。1000m級の霧島連山の大地のフィルターによって、磨き清められた、おいしい水で焼酎を仕込みます。この水と焼酎がなじみ、焼酎が更にまろやかになっていきます。自然の恵みによって、焼酎造りができることに、日ごと感謝しています。