吟醸酒の先駆者
明治25年(1892年)に初代仲野清次郎が分家し、酒蔵として創業致しました。それ以来、地元に根ざした品質第一の酒造りに徹し、1980年には、蔵の看板酒である「桜花吟醸酒」を発売致しました。当時「吟醸酒」という言葉は一般的に知る人が少なく、鑑評会用にのみ醸造されていました。「吟醸酒の素晴らしさを多くの方に知ってほしい」の一念で発売したこの酒は、吟醸酒の普及に貢献してきたと自負しております。
吟醸王国山形県の強み
山形県は、日本海式気候に属しており、冬期に多くの積雪がありますが、これが酒造りに欠かせない連峰・山系特有の優良な地下水を恵みます。その水質は酒造りに適した鉄分の少ない清冽な軟水であり、これを仕込み水として醸造することにより、山形の日本酒は総じて、やわらかくて透明感のある酒質を有しています。また、山形県の冬の厳寒は、酒造りにおける雑菌の繁殖抑制と低温長期発酵に適しているため、「吟醸造り」には最適な地であり、吟醸王国山形として吟醸酒の生産も盛んです。
IWCにてチャンピオン・サケ受賞
吟醸酒蔵の出羽桜酒造は、国内、海外における品評会で数々の受賞歴がその実績を物語っています。全国新酒鑑評会では12年連続金賞を受賞。また世界に目を向けると2008年IWCにて純米大吟醸「一路」チャンピオン・サケ受賞 。2016年IWCにて純米酒「出羽の里」チャンピオン・サケ受賞と輝かしい実績を残しています。