お酒に愛された町「竹原」
竹原は、穏やかな瀬戸内の海に面しており、かつては製塩業でも栄えた風光明媚な町。 今も地下水を水道水として使用しているほど清冽な水に恵まれた土地であり、同時に豊富な海の幸を得て豊かな食文化も築かれてきました。また、某連続テレビ小説で一躍有名になったニッカウヰスキー創始者の「まっさん」こと竹鶴政孝の生家があることでもよく知られています。「安芸の小京都」とも呼ばれ、木造の古い日本建築が軒を連ねる美しい町並みや、歴史ある神社仏閣も昔のままの姿をとどめ、日本古来の古き良き風情を醸し出しています。藤井酒造は、その町並みの一角にあり、今も変わらぬ昔ながらの佇まいを構えています。
食中酒へのこだわり
良質の原料米と丁寧な手仕事に由来するまろやかな甘みと旨み。爽やかな酸味、軽快な辛さ。引き締め感のある渋みや苦み。後口のキレと深い余韻。相反するさまざまな要素が同居して、複雑で深みのある味を造り上げているのが日本酒です。そんな要素をしっかりとした存在感は残しながら、決して食の邪魔はしない、 個々で愉しむよりも相乗効果でより美味しくなる。 「食の個性を引き立てる酒」の追求を目指すお酒です。
「龍勢 BAILA」に込められた想い
BAILAという名前の由来は、薬師如来の12神将(守護神)の一神である、「波夷羅大将」をモチーフにしております。波夷羅大将は、龍を司る神として薬師如来をお護りしており、荒ぶるパワフルな龍をコントロールし、和を保つといった使命を持った神とのことで、 「龍勢」醸造元の藤井酒造場の特徴であるパワフルな酒質を生かしながらも、柔らかく滑らかで飲み飽きをしないお酒を目指し、皆さんに愛され和を醸すお酒でありたい。そんな思いから、この「龍勢 BAILA」は誕生しました。