希少性の高いアイスワイン
【カナディアンアイスワインの歴史】 アイスワインの起源は神話の中にあります。一説では18世紀に貧しいドイツのブドウ栽培農家が誤って凍らせてしまったブドウを何とかしようと偶然産み出したとも言われています。今日ではカナダ産アイスワインは世界的に有名となりましたカナダがアイスワインの生みの親ではなく、カナダ産アイスワインがある意味で、このアイスワインというカテゴリーを完成させたと言った方が正しいかもしれません。 近年温暖化の影響でドイツを含む北ヨーロッパでは安定したアイスワインの生産が困難になりだしている中、カナダでは毎年安定して長く温暖な夏と凍て付くような寒さの冬があり、この環境が素晴らしい品質のアイスワインを産み出してきました。 また、同じくアイスワインを産みだすドイツと比較すると、カナダアイスワイン用ブドウの収穫はブリックス度(果物の糖度の単位)が35度以上でなければ収穫できませんが、ドイツでは22度と規定が低くカナダ産アイスワインは世界的にもより品質の高いアイスワインであることがわかります。 ザ・アイス・ハウスワイナリーではブリックス度が39度まで上がるまで収穫を待ちます。 こうすることにより、氷結したブドウはより凝縮感を増し引きしまった酸とフレッシュな果実味を併せ持つことができるといいます。
マイナス8度になるまで収穫を待つ意味
冬季: アイスワインはマイナス8度になるまでゆっくりとブドウの木の上で秋から厳しい冬にかけて成熟させる必要があります。 カナダでは品質を守るため法律でマイナス8度になるまで収穫が認められておらず、理想的な状態になるまでブドウの木に房が付いた状態でブドウは何度も凍結・解凍を繰り返し少しずつ水分を落とし、糖度を高め、味わいを凝縮させていきます。
抜栓後3週間は余裕でOK
アイスワインは栓を戻して冷蔵保管すれば 軽く3週間は美味しくいただけます。また、楽しみ方も様々! 【例えば】 1. 食前酒としてのサービスが可能 → 疲れた体・口の中をリフレッシュさせ飲み手を「ほっと」させ、より食事が進みやすくなります。 2. 食中酒としてのサービスが可能 → コースとコースとの間の箸休め。口の中を一旦リセットさせる効果があります。次に出す料理のタイプが大きく異なる時や少し力強い料理の後などがお勧めです。 3. ソースの一つとしてのサービスが可能 → アイスワインをソースとして料理するのでは無く、付け合せとして料理と一緒にほんの10-20ml提供し料理とのマリアージュで料理を完成させるという使い方もあります。 4. 食後酒としてのサービスが可能 5. 提供する最適な量 → 抜栓後3週間から1ヶ月近く問題なくもつので、少量でも提供か可能です。 食後酒では30mlほどが適量で、1.2.3のように出すならなめる程度から20ml程がお勧めです。